
ART
歴史や神話が折り重なる、アンゼルム・キーファーのアートを京都・二条城で見る。
| Art, Travel | casabrutus.com | photo_Haruhi Okuyama text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
京都・二条城でドイツの現代アーティスト、アンゼルム・キーファーの個展が開催されています。神話や物語が縦横に織りなされた重厚なインスタレーションです。
1945年、終戦の年に生まれたアンゼルム・キーファーはドイツを代表する現代アーティストだ。日本では昨年公開されたヴィム・ヴェンダース監督による映画『アンゼルム “傷ついた世界” の芸術家』も話題となった。京都で開かれている『キーファー:ソラリス』は日本ではおよそ30年ぶりの規模の個展になる。
会場となる二条城は、1603年、徳川家康が京都御所の守護および将軍が上洛する際の宿泊所とするため建てられたもの。幕末に大政奉還の舞台となったことでも知られる。権力と権力がぶつかり合い、うねる、その歴史がしみ込んだ場だ。
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