ART
今週末の京都は『ARTISTS’ FAIR KYOTO』一色! 初の会場〈東福寺〉では重森三玲の庭園も楽しめます。
| Art, Travel | casabrutus.com | photo_Kenryou GU text_Keiko Kusano
今年で8回目を迎える『ARTISTS’ FAIR KYOTO』。次世代のアーティストを支援するきっかけづくりとコミュニケーションを生み出す新しいスタイルのアートフェアとして、年に一度、京都で行われている。同時期に京都市内では大小さまざまな展覧会が連動して行われることで、通常のアートフェアの枠組みを超えた一大イベントとなっている。
今年、新たに会場の一つに加わったのが、重森三玲の庭園〈八相の庭〉でも知られる〈臨済宗大本山 東福寺〉だ。ここでは、毎回『ARTISTS’ FAIR KYOTO』の象徴として話題を集める、アートユニットYottaの巨大な作品《花子》が入り口で出迎えてくれる。こけしをモチーフにした《花子》だが、ただ横たわっているだけではなく、時折、何かをつぶやいたり歌を歌ったり……そのゆるい言動も見逃せない。
庭園をのぞむ方丈では『ARTISTS’ FAIR KYOTO』のディレクター、アドバイザリーボードを含めた16組による展示が3月6日まで行われている。歴史あるお寺と現代アート、そのかけ離れた組み合わせの妙が両者の魅力を引き立てる。さらに、〈東福寺〉では若手批評家育成プロジェクト『歴史・批評・芸術』トークセッションも予定されている。
庭園をのぞむ方丈では『ARTISTS’ FAIR KYOTO』のディレクター、アドバイザリーボードを含めた16組による展示が3月6日まで行われている。歴史あるお寺と現代アート、そのかけ離れた組み合わせの妙が両者の魅力を引き立てる。さらに、〈東福寺〉では若手批評家育成プロジェクト『歴史・批評・芸術』トークセッションも予定されている。
実際にアート作品を購入できるフェアの会場は、〈京都国立博物館 明治古都館〉と〈京都新聞ビル 地下1階〉の2箇所だ。ここでは実際に作家本人と対話しながら、作品を見ることができる。特に決まっているわけではないが、〈京都国立博物館 明治古都館〉では主に絵画や写真作品、〈京都新聞ビル 地下1階〉ではダイナミックなインスタレーションが並んでいる。作家にとって、鑑賞者との出会いは貴重なもの。会場を訪れたら、積極的に会話してみてほしい。
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