ART
ドレス? それとも建築…!? 森永邦彦が妹島和世と異色のコラボ。
『カーサ ブルータス』2024年9月号より
August 16, 2024 | Art, Fashion | a wall newspaper | photo_Satoshi Nagare text_Akio Mitomi
コラボ作品をデザインした森永邦彦と、美術館の展示空間に新たな広がりを構想する妹島和世に、話を聞きました。
酷暑の日が続く東京の週末、〈東京都庭園美術館〉正門横の旧門衛所に現れた、涼しげな色合いのオブジェはアート作品!?
実はこれ、ファッションブランド〈アンリアレイジ〉デザイナー森永邦彦による新作ドレスなのだ。
実はこれ、ファッションブランド〈アンリアレイジ〉デザイナー森永邦彦による新作ドレスなのだ。
「日常と非日常をテーマに、目に見えないものをデザインしてきましたが、今回は服が大きくなると身体の周りに空間が生まれることに着目。工事現場などで普及しているファン付き空調服の機能を応用して、空気を可視化したフォルムを作りました。マリリン・モンローの、地下鉄の風にあおられたスカートのように空気で作られた形なので、展示中も風や人の動きで形が変わるのが面白いと思います」と、意図を明かす森永。
1平米あたりわずか23gとタイツ並みの薄さの生地に防風加工を裏打ちして気密性を高め、ファンから送り込んだ空気がドレスを膨らませる仕組みだ。
1平米あたりわずか23gとタイツ並みの薄さの生地に防風加工を裏打ちして気密性を高め、ファンから送り込んだ空気がドレスを膨らませる仕組みだ。
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