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羽田エリアに、新たなランドマークが誕生。多様な価値観が集まることでイノベーションが生まれる街に。

November 4, 2023 | Art, Architecture, Design, Travel | PR | text_Keiko Kusano

羽田空港エリア、京急線・東京モノレールの〈天空橋〉駅に直結する大規模複合施設〈HANEDA INNOVATION CITY〉。2020年7月より一部施設が先行オープンしていたが、さらに規模を拡大して、2023年11月16日、グランドオープン。17日からの3日間はテクノロジーからアート、カルチャーまで、現代を象徴する多様なコンテンツが集積する。

地上11階・地下1階の大規模複合施設〈HANEDA INNOVATION CITY〉。延べ床面積は約131,000平方メートル。

羽田空港エリア、京急線・東京モノレールの〈天空橋〉駅に直結する〈HANEDA INNOVATION CITY〉。

2023年11月16日、グランドオープンを迎える〈HANEDA INNOVATION CITY〉のコンセプトは、「先端」と「文化」の融合だ。目的の異なる人々や多種多様な価値観が集い、重なり合うことで、イノベーションを生み出すことを目指している。

地下1階、地上11階建の施設には研究開発施設、先端医療研究センター、コンベンションホールなどのほか、エンタテイメントを楽しめるライブホールやフライトシミュレーター体験施設、コックもウェイターも全てがロボットの未来型レストランなど、さまざまな施設が揃い「CITY」の名にふさわしい街といえる。敷地内は無人の自動運転バスも無料で運行中。週末に訪れてもかなり楽しめるはずだ。

中でも人気なのは「足湯スカイデッキ」だ。〈HANEDA INNOVATION CITY〉ZONE Eの屋上にあるため、目の前で多くの飛行機の離発着の様子を眺めることができるのだ。時間帯によっては飛行機の“腹”と言われる胴体の下部を間近で見ることができるので、飛行機ファンなら必ず一度は訪れたい場所だ。「足湯スカイデッキ」の利用時間は朝5時30分から23時30分まで、夜間はライトアップされる。

ちょっとした非日常気分を味わえる〈HANEDA INNOVATION CITY〉周辺エリア。東京で広い空を眺められる穴場スポットだ。

2023年11月17日から19日まではグランドオープンを記念して、「先端」と「文化」の融合が感じられるイベント『Grand Opening Event ∅』が開催される。

東京都立産業技術研究センターや大学・企業からの多様なロボットが一堂に集結したり、山形大学による3Dフードプリンターの展示とデモンストレーションが行われるなど「先端技術」の未来を感じさせる、ここでしか体験できないイベントが3日間にわたって行われる。パノラマティクスの齋藤精一と黒鳥社の若林恵による人気ポッドキャスト番組「メタバースえとせとら」由来の参加型音楽イベント『SOUND & CITY』は11月19日、『AR三兄弟とつくるQR名刺ワークショップ』は11月18日と1日限りの開催だ。

四足歩行ロボットの“Spot”も登場するイベントは2F Corridorなどで開催。

11月19日、ZONE E 2F DEJIMAなどで行われる『SOUND & CITY』。上記の写真は前回の様子。施設内の複数の『Verse』において、楽器やスマートフォンアプリなどを使って音を鳴らしたり、羽田でフィールドレコーディングした音を流したりしながら、各『Verse』で奏でられた音を集め、HAIOKA、渡部高士が演奏するという実験的なイベントだ。撮影：ナオミサーカス