
ART
〈GINORI 1735〉のコレクションを手がける、ルーク・エドワード・ホールが初来日。〈日本民藝館〉を訪れました。
March 1, 2023 | Art, Design | casabrutus.com | photo_Norio Kidera text_Tomomi Nagayama
日本の伝統的な建築やクラフトに興味があるというルーク・エドワード・ホール。〈GINORI 1735〉の新しいフレグランスコレクション〈Profumi Luchino〉で旅の記憶を香りとデザインで表現したという彼が、〈日本民藝館〉や日本への旅を通して見出したものとは? 来日の目的の一つとなったポップアップイベントでのライブペインティングの様子も含めて、ルークの日本滞在の様子をリポートする。
コッツウォルズ、マラケシュ、ラジャスタン、ビッグ・サー、ヴェネツィアという5つの土地への旅の記憶と、それぞれの地に建つ架空の館をテーマとした〈GINORI 1735(ジノリ1735)〉の新しいフレグランスコレクション〈Profumi Luchino(プロフーミ・ルキーノ)〉。昨年末に発売になったこのコレクションを〈ジノリ1735〉とのコラボレーションにより手がけたアーティスト、ルーク・エドワード・ホールが来日。〈ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〉のポップアップショップにてライブペインティングを披露した。
〈プロフーミ・ルキーノ〉に登場する架空の館の別バージョンとも言えそうな館のドローイングにパステル調の美しい色が塗られて、みるみる美しい絵に仕上げられてゆく。スクリーンに登場するスターように笑顔がとてもキュートでファッショナブルなルーク。始終にこにこと楽しそうに、でもときには悩むような真剣な表情で作品に向かう姿はまるでお気に入りのおもちゃで夢中で遊ぶ子どものような雰囲気だ。子どもがおもちゃ箱からおもちゃを選ぶように、絵の具箱の中から「これ!」という色をさっと選び出して嬉しそうに色を重ねていく。そんな彼の無邪気な様子に囲む観客の女性たちからは終始「カワイイ〜♡」という歓声が上がっていた。
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