
ART
日常に寄り添うアートがそこにある。皆川 明の個展『カタワラ』がスタート。
December 14, 2022 | Art, Fashion | casabrutus.com | photo_Masanori Kaneshita text_Aya Hasegawa
〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明のアート作品を集めた個展『カタワラ』がスタートした。展示点数は約100点。ほぼすべての作品が購入できる。開催を前に、皆川に話を聞いた。
12月25日まで、代官山ヒルサイドテラスにて、〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明の個展『カタワラ』が開催されている。普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトに洋服づくりをする皆川は、テキスタイルの図案などのために絵を描き続けてきた。
本展は、そんな皆川が、個人としての作品制作に向き合うアート作品に特化した個展である。会場にはドローイングやペインティング、リトグラフ、ヴィンテージのブリキにペイントを施した作品や陶器のオブジェなど、約100点がラインアップ。皆川は2004年に、〈TARO NASUギャラリー〉で鉛筆画の展示を行ったが、規模や表現の多彩さを考えると、今回の『カタワラ』が“ほぼ初個展”といっていいだろう。「こんなにたくさんの個人的な作品を見ていただくのは初めてです」と、個展を直前に控える皆川は、少し照れ臭そうな笑顔を浮かべた。
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