ART
約500点の圧倒的熱量で迫る大竹伸朗の世界へ! 開催中の大規模展を徹底レポート。
November 19, 2022 | Art | casabrutus.com | photo_Kohei Omachi text_Naoko Aono
〈東京国立近代美術館〉で開催中の『大竹伸朗展』は、会場全体が彼の作るスクラップブックのような、重層的な展覧会です。東京の美術館では16年ぶりとなる大規模な回顧展を開く大竹伸朗に話を聞きました。
次から次へとスタイルを変え、平面・立体・インスタレーション、さらには音の作品まで、あらゆる素材を使って変幻自在に制作を続ける大竹伸朗。現在〈東京国立近代美術館〉で開催中の『大竹伸朗展』には、9歳のときの作品に始まり、2006年の『全景 1955-2006』展(東京都現代美術館)以降の16年間で制作されたものまで、60年近くにおよぶ歩みの中で生み出された約500点もの作品が詰まっている。
「前の個展のときには想像もつかなかったような世界になってるよね。そのころはスマホもSNSもなかったし、この16年の間に本当にいろんなことがあった。だから今、自分が作ってきたものがどういう作用を起こすのか楽しみ」
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