ART
現代美術ギャラリー〈Kanda & Oliveira〉が西船橋にオープン。
February 24, 2022 | Art, Architecture | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Fumiko Suzuki editor_Rie Nishikawa
2022年2月23日、アーティストの海外進出を視野に入れた新ギャラリーが千葉県西船橋に誕生。会田誠、森村泰昌、ライアン・マッギンレーなどをオープニングで展示。郊外ならではの開放的な展示空間も魅力だ。
千葉県西船橋に新しいアートギャラリー〈Kanda & Oliveira〉がオープンした。オープニング展は『NISHIJI COLLECTION』。ギャラリーの運営会社である株式会社西治が収集した現代アート作品を展示公開している。西治は不動産業を主な事業とする企業で、2013年から現代アートのコレクションを始めた。
「これまでは企業コレクションというかたちでアートと関わってきました。今後はそこか ら一歩進んで、より長期的な視点でアーティストを支える架け橋になりたいと考え、創業の地である西船橋にギャラリーを設立することにしました」(ディレクター神田雄亮)
運営面では神田がディレクターを務め、共同設立者でフランス人のクリステル・ウリエズがマネージメントを担当。「多文化間の対話の促進」をヴィジョンとして掲げ、アーティストの活動を国際的に広げることを目標としている。
「これまでは企業コレクションというかたちでアートと関わってきました。今後はそこか ら一歩進んで、より長期的な視点でアーティストを支える架け橋になりたいと考え、創業の地である西船橋にギャラリーを設立することにしました」(ディレクター神田雄亮)
運営面では神田がディレクターを務め、共同設立者でフランス人のクリステル・ウリエズがマネージメントを担当。「多文化間の対話の促進」をヴィジョンとして掲げ、アーティストの活動を国際的に広げることを目標としている。
オープンニング展では会田誠、森村泰昌、加藤泉、塩田千春、ライアン・マッギンレー、マーク・マンダースなど18人の作品(前期・後期で入れ替えあり)を展示。平面作品を中心に2000年以降の現代アートが幅広い視点で紹介されている。
ギャラリーは3つのフロアに大小4つの展示室があるほか、階段の踊り場にも作品を展示。変化に富んだ空間と展示作品の関係も見どころのひとつだ。また1階から3階までの展示室を内階段で巡ったあとに、テラスに面した別の階段で外の景観を楽しみながら1階に戻る動線など、郊外という立地を活かした空間構成となっている。
ギャラリーは3つのフロアに大小4つの展示室があるほか、階段の踊り場にも作品を展示。変化に富んだ空間と展示作品の関係も見どころのひとつだ。また1階から3階までの展示室を内階段で巡ったあとに、テラスに面した別の階段で外の景観を楽しみながら1階に戻る動線など、郊外という立地を活かした空間構成となっている。
ギャラリーの設計は、ヘルツォーク&ド・ムーロン事務所出身で、日本と香港を拠点に活動する小室舞率いるKOMPAS。3階建の建物はノコギリ型の屋根が特徴的で、内部は北側からの外光を積極的に取り入れた空間となっている。
「各階の構造や採光の違いによって、洞窟のような下階から光あふれる上階へと空間の質が変わり、それが個々の展示スペースを特徴づけています」(小室舞)
「各階の構造や採光の違いによって、洞窟のような下階から光あふれる上階へと空間の質が変わり、それが個々の展示スペースを特徴づけています」(小室舞)
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