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来場者が参加できるホンマタカシの展示「TOKYO NEW SCAPES」が開催中。
January 17, 2022 | Art, Architecture, Culture, Design, Fashion | PR | photo_Kohei Omachi text_Jun Ishida
〈T-HOUSE New Balance〉で1月25日まで開催されているインスタレーション「TOKYO NEW SCAPES BY TAKASHI HOMMA」。スマートフォンで撮られた写真は、スクラップ&ビルドを繰り返す街、東京を見続けるホンマの眼差しを記録する。
スマートフォンで撮影された東京の風景。
日本橋浜町にある〈T-HOUSE New Balance〉で開催中のホンマタカシによるインスタレーション 「TOKYO NEW SCAPES BY TAKASHI HOMMA」。『カーサ ブルータス』で2015年9月から2021年11月にかけて掲載された連載「TOKYO NEW SCAPES」の特別編集ムックの発売を記念し企画されたものだが、会場内にはホンマが連載と同時期に撮影した東京の風景が壁一面に貼られている。A4に出力されたこれらのイメージは、いわば「TOKYO NEW SCAPES」のアナザーバージョンともいうもので、ここではオリンピック開催に伴う都市開発により”変わりゆく東京”と”変わらない東京”の日常の風景が映し出される。
連載では主にフィルムカメラを使って撮影するホンマだが、今回展示されているイメージのほとんどはスマートフォンで撮影したものだという。
「以前はカメラを持ち歩くことはなかったけれど、スマートフォンを使うようになってから毎日撮影するようになりました。日々のメモとして、日記を書くような感覚で撮っていますね。スマートフォンは、フィルムカメラとデジタルカメラの間のような存在で、プライベート性が高く、権威的なところがないのも自分の性に合う。90年代の《写ルンです》に近いかな。スマートフォンで撮る写真も、もちろん作品として撮っています」(ホンマタカシ )
連載では主にフィルムカメラを使って撮影するホンマだが、今回展示されているイメージのほとんどはスマートフォンで撮影したものだという。
「以前はカメラを持ち歩くことはなかったけれど、スマートフォンを使うようになってから毎日撮影するようになりました。日々のメモとして、日記を書くような感覚で撮っていますね。スマートフォンは、フィルムカメラとデジタルカメラの間のような存在で、プライベート性が高く、権威的なところがないのも自分の性に合う。90年代の《写ルンです》に近いかな。スマートフォンで撮る写真も、もちろん作品として撮っています」(ホンマタカシ )
東京と同じく絶えず変化する展示風景。
壁に貼られたイメージは、来場者が好きなものを1枚選んで持ち帰ってゆき、数が少なくなると新たなイメージが足されてゆく。ホンマはこの壁のイメージが増えたり消えたりする過程も楽しんでいるようだ。
「スクラップ&ビルドにより、絶えず変化してゆく東京の姿と重なりますよね。取り外されたイメージが、誰かのプライベートな空間に拡散してゆくのもまた面白い。持ち帰ったイメージをどうしているのか、インスタグラムでアップしてもらえると嬉しいですね」(ホンマタカシ)
東京を撮ることはライフワークというホンマ。「TOKYO NEW SCAPES」はこれからも撮り続けられてゆく。
「スクラップ&ビルドにより、絶えず変化してゆく東京の姿と重なりますよね。取り外されたイメージが、誰かのプライベートな空間に拡散してゆくのもまた面白い。持ち帰ったイメージをどうしているのか、インスタグラムでアップしてもらえると嬉しいですね」(ホンマタカシ)
東京を撮ることはライフワークというホンマ。「TOKYO NEW SCAPES」はこれからも撮り続けられてゆく。
T-HOUSE New Balance
東京都中央区日本橋浜町3-9-2。TEL 03 6231 1991。11時〜14時、15時〜19時(月・火曜)11時〜19時(金〜日曜)。水・木曜休。『TOKYO NEW SCAPES BY TAKASHI HOMMA 』は〜2022年1月25日。最新の商品情報や展示企画などは随時〈T-HOUSE New Balance〉のインスタグラム(@newbalance_t_house)にて配信されます。
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