クリスト&ジャンヌ=クロードのパリ凱旋門ラッピングがついに実現!
| Art, Travel | casabrutus.com | photo_Yuji Ono text_Izumi Fily-Oshima editor_Mari Matsubara
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オープニング初日、エトワール広場は車両通行止めになり歩行者に開放された。

石の彫刻は、布と直接触れて損傷することのないように、あらかじめスチールのフレームをかけて保護されている。

凱旋門の上からロープにつながれた作業員たちが手足を使って布を解く様は、スペクタクル要素たっぷり。

凱旋門の内側の、十字形の開口部分に沿って、オートクチュールのドレスのように丁寧にカットされた布のドレープ。真下から見上げると神殿のような荘厳さだ。

シャンゼリゼ側の6本の布ロールが徐々に降ろされる。中央の2本のロールは、あらかじめアーチの形に布がカットされていた。

難航する正面右端の布ロールの作業を見守る見物者たち。

9月16日、ラッピング仕上げの様子。高所作業員がロープの位置や布のつなぎ目の調整をしているさまは、まるで雪山登山のよう。

凱旋門の屋上での作業。正面奥はシャンゼリゼ通り。作業員はクライマーとしての訓練を積んだ、高所作業専門のフランス企業JADE社のメンバーだ。

高所に慣れた作業員にとっても、「今までで最高の見晴らし」とのこと。

作品全体を結んだ赤いロープも布と同様、100%リサイクル可能なポリプロピレン素材。

クレーンや高所作業車を使った最後の調整を見守る人々。

2020年春、ドイツのリュベックにあるGEO社の縫製工場にてファブリックは製作された。Photo: Wolfgang Volz © 2020 Christo and Jeanne-Claude Foundation
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