ART
アートで再生を図る街デトロイトに、鮮烈なギャラリーが誕生。
『カーサ ブルータス』2021年6月号より
| Art | window on the world | photo_PD Rearick text_Mika Yoshida & David G. Imber
デトロイトの街にアートの風穴を！ レンガ壁のファサードをぶち抜くという、一度見たら忘れられないギャラリー。
路上アートでもある外壁。1911年竣工の歴史的建造物を改装した。
開いたのは地元のアート企画集団〈ライブラリー・ストリート・コレクティブ〉。設計はNYのデザイン事務所スナーキテクチャーだ。かつて繊維業が栄えた路地裏をアートで再開発するザ・ベルト地区は、今やデトロイト屈指の人気エリア。その中枢となるスポットの誕生だ。
こけら落としのサム・フリードマン展。キュレーターはKAWS！
内側からも、向かいの壁に描かれた壁画を眺めることができる。
〈Library Street Collective〉
1274 Library St.（Alley）, Detroit, MI TEL (1) 313 600 7443。12時〜18時。日曜〜火曜休。入場無料。
