ピカソも、リヒターも! 激動の20世紀が生んだアートの名作が一堂に。
| Art | casabrutus.com | photo_Shin-ichi Yokoyama text_Yuka Uchida editor_Keiko Kusano
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〈横浜美術館〉、〈愛知県美術館〉、〈富山県美術館〉の3館から4作品が集まったピカソ。写真の他に、青の時代や1920年代初頭の新古典主義に影響を受けた作品も並ぶ。左から、パブロ・ピカソ《座る女》1960年、富山県美術館蔵、パブロ・ピカソ《肘かけ椅子で眠る女》1927年、横浜美術館蔵。

ル・コルビュジエが設計した建築の壁画を担当したことでもよく知られるレジェの、ほぼ同時期の作品を比較できる3点。左から、フェルナン・レジェ《緑の背景のコンポジション(葉のあるコンポジション)》1931年、愛知県美術館蔵、フェルナン・レジェ《コンポジション》1931年、横浜美術館蔵、フェルナン・レジェ《インク壺のあるコンポジション》1938年、富山県美術館蔵。

パウル・クレー《蛾の踊り》1923年、愛知県美術館蔵。クレーが独自に生み出した技法「油彩転写」によるもの。晩年の油彩など、計4点が展示されている。

エドヴァルド・ムンク《イプセン『幽霊』からの一場面》1906年、愛知県美術館蔵。

ワシリー・カンディンスキー《網の中の赤》1927年、横浜美術館蔵。カンディンスキーは第一次世界大戦中にドイツからロシアに一時帰国。その後、再びドイツに戻り、バウハウスで教鞭をとる。一人ひとりの作家の人生にも激動の20世紀が浮かぶ。

ガブリエーレ・ミュンター《抽象的コンポジション》1917年、横浜美術館蔵。カンディンスキーのパートナーとして語られることが多いが、その色彩豊かな表現に改めて注目が集まっている。同展では20世紀に活動した女性芸術家にも意識的に光をあてている。
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