ART
落合陽一×日本フィル、映像も“演奏される”音楽会!?
| Art, Culture, Design | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
落合陽一と日本フィルハーモニー交響楽団、WOWがコラボレーションする「落合陽一×日本フィル プロジェクト」。コロナ禍の最中に開かれる第4弾はリアルのほかにオンラインと記録媒体で体験できる音楽会です。「__する音楽会」と肝心のところが空白になった、謎解きも楽しめます。
特殊なデバイスを使って聴覚障害の方に音を”感じて”もらう。指揮者の指示にあわせて音だけでなく、映像も”演奏”する。日本フィルハーモニー交響楽団はメディアアーティスト、落合陽一とビジュアルデザインスタジオWOWとコラボレーション、こんなプロジェクトでクラシック・コンサートの概念を拡張してきた。4回目になる「落合陽一×日本フィル プロジェクト VOL.4『__する音楽会 – __Orchestra -』」は10月13日に開催される。コロナ禍のため当初予定していた内容を白紙にして、ソーシャル・ディスタンスに配慮した公演とオンライン配信、8Kによる記録媒体の3種類の鑑賞体験を用意した。
これまでの「落合陽一×日本フィル プロジェクト」には「耳で聴かない音楽会」「交錯する音楽会」などのタイトルがついていた。今回は「__する音楽会」と前半が空白になっている。
「最後までタイトルがわからない音楽会です。どんな言葉が入るか、それぞれに考えてみてください」と落合陽一は言う。彼はすでにタイトルを決めているのだが、それは後に明かされることになる。
「最後までタイトルがわからない音楽会です。どんな言葉が入るか、それぞれに考えてみてください」と落合陽一は言う。彼はすでにタイトルを決めているのだが、それは後に明かされることになる。
「落合陽一×日本フィル プロジェクト」では日フィルの演奏とともにWOWが制作した映像が流れる。ただし、事前に決められた映像に合わせてオーケストラが演奏するわけではなく、指揮者が振るタクト(指揮棒)の動きに応じて映像が変化する。映像も”演奏”されるのだ。
「もし今バッハやモーツァルトが生きていたら映像も楽譜に指示していたと思うんです」(落合)
「もし今バッハやモーツァルトが生きていたら映像も楽譜に指示していたと思うんです」(落合)
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