ART
未公開の日本古美術がたっぷり! 〈MIHOミュージアム〉コレクション展。
| Art, Travel | casabrutus.com | text_Housekeeper
3月14日〜6月7日の間、滋賀県の〈MIHO MUSEUM〉で春季特別展『MIHO MUSEUM コレクションの形成 ―日本絵画を中心に―』を開催。桃山・江戸時代の絵画を中心に、初公開作品30点以上を含むMIHO MUSEUMコレクションの数々を展示します。
パリ・ルーヴル美術館のガラスのピラミッドを設計したことで知られる、 I.M.ペイが設計を手がけた〈MIHO MUSEUM〉。仏語版ミシュランガイドで「必ず訪れるべき場所」として三ツ星を獲得し、2017年には〈ルイ・ヴィトン〉のファッションショーの舞台になったことも。
〈MIHO MUSEUM〉では、1997年11月の開館以来、世界各地の古代美術に加え、日本の古代から江戸時代にわたる工芸、彫刻、絵画など幅広い分野のコレクションを公開してきた。今回の展覧会では、コレクションの原点である日本美術にフォーカスし、約70件の作品を通してMIHOコレクションの形成・発展の過程を追いかける。作品は桃山から江戸時代の絵画を中心とし、それらに影響を与えた中国の絵画を合わせて展示。桃山から江戸時代の文化が、中国的な教養と王朝的な教養、仏教的な教養を基礎として、どのように日本独自の創造を生みだしたかを展観することができる。
〈MIHO MUSEUM〉では、1997年11月の開館以来、世界各地の古代美術に加え、日本の古代から江戸時代にわたる工芸、彫刻、絵画など幅広い分野のコレクションを公開してきた。今回の展覧会では、コレクションの原点である日本美術にフォーカスし、約70件の作品を通してMIHOコレクションの形成・発展の過程を追いかける。作品は桃山から江戸時代の絵画を中心とし、それらに影響を与えた中国の絵画を合わせて展示。桃山から江戸時代の文化が、中国的な教養と王朝的な教養、仏教的な教養を基礎として、どのように日本独自の創造を生みだしたかを展観することができる。
本展覧会では、コレクションの形成過程を茶道具を中心とした「黎明期」、〈MIHO MUSEUM〉開館に向けて大型の美術品が加わった「発展期」、そして開館以後、美術館らしい大作が加わった「充実期」に分けて追っていく。
・黎明期
戦国〜安土桃山時代にかけては、茶の湯文化が一世を風靡した。とりわけ戦国時代の織田信長と豊臣秀吉のが茶の湯を好んだことから、茶道具、掛軸文化も一気に大進歩を遂げる。同時に、宋・元の時代の中国掛軸が流行し、中国文化がその後の日本文化に大きな影響をもたらすようになった。
Loading...
