ART
シド・ミードが描く未来を見に行きませんか。
| Art | casabrutus.com | text_Kaori Nakada
“未来”をデザインするインダストリアルデザイナー、シド・ミードの展覧会が〈アーツ千代田 3331〉で開催。映画で見たあの乗り物やアニメのロボットが、原画で見られる貴重な機会です!
アニメ『∀ガンダム』のモビルスーツなど、「未来」を想起させる架空のビジュアルをアニメーション・映像作品の中で生み出し、数多くのクリエイターや作品に影響を与えて来たインダストリアルデザイナー、シド・ミード。これまで映画『ブレードランナー』の車のデザインを始め、『スタートレック』や『エイリアン2』などのコンセプトアートを手掛けたことでもよく知られている。そんな活動の中から原画や下絵、スケッチ、ポスターなど約150点を展示する展覧会が〈アーツ千代田 3331〉で開催される。
展覧会は大きく4つのパートで構成されている。第1部「PROGRESSIONS」は、シド・ミードの60年にわたるキャリアの中より、自薦した初期の水彩画から最新作まで50作品を展示する。第2部「The Movie Art」は、映画『ブレードランナー』や『エイリアン2』などのハリウッド映画のプロダクション・デザインを中心に、未発表のコンセプト画などを紹介。第3部「TYO special」では、ビデオアニメ『YAMATO 2520』の設計図やイラストレーション、『∀ガンダム』のモビルスーツのデザイン画やポスターアートなど、日本のアニメーションに焦点を当てた展示となる。第4部「Memories Of The Future」は、彼のアイデアやデザイン、イラストレーションの軌跡となる下絵やスケッチ、トレース画などを観ることができる。中には世界初公開の原画も含まれる予定だ。
精密な未来を描き、世界中の人々を魅了し続けるデザイナー、シド・ミード。平成から新元号へと切り替わる時代の境目に、どんなものを見せてくれるのか。彼が描く“未来” を見に、会場へ足を運びたい。
精密な未来を描き、世界中の人々を魅了し続けるデザイナー、シド・ミード。平成から新元号へと切り替わる時代の境目に、どんなものを見せてくれるのか。彼が描く“未来” を見に、会場へ足を運びたい。
「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」
〈アーツ千代田 3331〉東京都千代田区外神田6丁目11-14TEL06 6447 4680。4月27日~5月19日。11時~20時(入館は閉館の30分前)。会期中無休。入場料2,000円。
