ARCHITECTURE
ついにオープン!〈東京會舘 新本舘〉に残る意匠。
| Architecture, Art, Design, Food | casabrutus.com | text_Housekeeper
1922年竣工の初代本館、1971年竣工の二代目本館に次ぐ、三代目の〈東京會舘 新本舘〉が、ついにオープン。新たに2店舗のレストランが加わるなど進化を遂げつつも、初代・二代目本舘の意匠が、各所に引き継がれている。
「社会が平和と協調を保ち、市民の幸福を増すためには/何よりも健全な社交の場がなければならない」(〈東京會舘〉設立趣意より抜粋)。
開舘時に掲げられたその言葉の通り、当時すでに“文化の殿堂”と称されていた〈帝国劇場〉と並ぶ“社交の殿堂”として、〈東京會舘〉は1922年、丸の内に誕生。以降、開舘の翌年に見舞われた関東大震災や、戦中の大政翼賛会による徴用、戦後のGHQによる接収などを経ながらも、世界に誇るレストラン、バンケット、ウェディングを有する複合施設として、今日まで引き継がれてきた。
開舘時に掲げられたその言葉の通り、当時すでに“文化の殿堂”と称されていた〈帝国劇場〉と並ぶ“社交の殿堂”として、〈東京會舘〉は1922年、丸の内に誕生。以降、開舘の翌年に見舞われた関東大震災や、戦中の大政翼賛会による徴用、戦後のGHQによる接収などを経ながらも、世界に誇るレストラン、バンケット、ウェディングを有する複合施設として、今日まで引き継がれてきた。
・“社交の殿堂”として、時代を超えて愛されてきた〈東京會舘 本舘〉。
三代目となる新本舘は、外観・内装ともにフルリニューアルを行いつつも、その各所に初代・二代目本舘の意匠を残している。例えばメインバンケット「ローズ」では、かつて「薔薇のように美しい」と称された天井のピンク色の装飾を、薔薇の形のシャンデリアとして継承。また、初代本舘のメインバンケットで用いられていたシャンデリアが新本館3階螺旋階段の天井で用いられているほか、二代目本舘のロビーを特徴づけた猪熊弦一郎によるモザイク壁画が、新本舘1階の廊下部分に移設されている。
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