
ARCHITECTURE
【最新号ちょい見せ】伊東豊雄が挑んだ、大阪・関西万博会場で静かに異彩を放つ〈EXPO ホール〉。
『カーサ ブルータス』2025年6月号より
| Architecture, Design, Travel | photo_Haruhi Okuyama text_Katsura Hiratsuka editor_Ai Sakamoto
発売中の『万博と建築』(2025年6月号)から注目ページを紹介します。今回、紹介するのは、大阪・関西万博の会場で静かに異彩を放つ〈EXPO ホール〉。建築家の伊東豊雄が挑んだのは、技術に頼らない「いのち輝く」空間だ。原初的なフォルムと布のゆらぎが問いかける未来とは?
伊東豊雄が考える、いのち輝く未来の輪郭。
巨大な円錐の上に、黄金に輝く円形の屋根が載る。複雑なかたちの建物が建ち並ぶ大阪・関西万博の会場で、〈EXPO ホール〉は静かに異彩を放つ。
設計を手がけたのは、円熟期を迎えてもなお躍進が続く建築家・伊東豊雄だ。万博が掲げるテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」。伊東はこの言葉に強く惹かれたという。
「人に元気を与える、生命力を感じさせる建築とは何か。万博に先立って、ずっと考えていました」1970年の大阪万博に関わった経験を持つ伊東は、当時の未来志向に違和感を抱いていた。
「技術革新がもたらす未来を全面的に信じる風潮に、どこか虚しさを感じたんです」そうした背景がありながらも今回参加を決めたのは、技術頼みの未来ではなく、より本質的な「生命の輝き」を建築で表現できると考えたからだ。
……続きは最新号『万博と建築』でお楽しみください。
設計を手がけたのは、円熟期を迎えてもなお躍進が続く建築家・伊東豊雄だ。万博が掲げるテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」。伊東はこの言葉に強く惹かれたという。
「人に元気を与える、生命力を感じさせる建築とは何か。万博に先立って、ずっと考えていました」1970年の大阪万博に関わった経験を持つ伊東は、当時の未来志向に違和感を抱いていた。
「技術革新がもたらす未来を全面的に信じる風潮に、どこか虚しさを感じたんです」そうした背景がありながらも今回参加を決めたのは、技術頼みの未来ではなく、より本質的な「生命の輝き」を建築で表現できると考えたからだ。
……続きは最新号『万博と建築』でお楽しみください。
