ARCHITECTURE
ハイテクとローテクを混ぜ合わせ、いざスナック付き古民家をリノベ!|平塚桂の京都〈Coffice〉ができるまで #02
| Architecture, Design | casabrutus.com | text_Katsura Hiratsuka editor_Ai Sakamoto illustration_ Kenji Oguro
音楽、本、デザイン。さまざまなカルチャーとは異なり、手に入れるとなるとハードルが高いのが建築です。でも等身大の物件ならば、できるかも……? そんな思いから、京都・浄土寺に小さなコワーキングスペース〈Coffice〉を立ち上げ「IoT」を生かした事業に挑戦することに。長年の取材で培ったノウハウや人脈は活かせるのか? 建築ライターが自ら出資し、スナック付き古民家を無人運営のコワーキングスペースに生まれ変わらせるまでの舞台裏を、赤裸々につづります。(短期集中連載/全3回の2回目)
企画を検討し直したり、急きょ面積が増えたりと事態が揺れ動く間、建築家〈Lunch! Architects〉の和田寛司さんをずいぶんお待たせしてしまいました。一度は古本屋の設計案も考えていただいたのに、やり直しです。そして私が迷っている間に補助金の〆切が迫ってきてしまいました。期限までに建物を完成させないと、数百万円の補助金が受け取れなくなる。つまり、それがそのまま借金になるかもしれません。
そこで寺川徹建築研究所の寺川徹さんに、急遽スケジュールとコストの管理をお願いしました。マネジメント能力に長け、構造や施工技術にも詳しい建築士です。
そこで寺川徹建築研究所の寺川徹さんに、急遽スケジュールとコストの管理をお願いしました。マネジメント能力に長け、構造や施工技術にも詳しい建築士です。
●時間との戦いになった設計プロセス。
建築のリノベはプレタポルテではなくオートクチュール。建築に相当詳しくないと、機能や安全性に問題はないか、工事費は妥当なのかなど、わからないことだらけです。
しかし、ここでは寺川さんにアドバイスをもらったおかげで懸案のスケジュールの問題も無事解決し、さらには第三者から見て機能や工法に問題がないかも確認でき、なんとか期限内に設計や施工を進めていくことができました。
しかし、ここでは寺川さんにアドバイスをもらったおかげで懸案のスケジュールの問題も無事解決し、さらには第三者から見て機能や工法に問題がないかも確認でき、なんとか期限内に設計や施工を進めていくことができました。
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