
ARCHITECTURE
【最新号ちょい見せ】鈴木京香さん、なぜ名作住宅を継承するのですか?
| Architecture, Design, Travel | 『カーサ ブルータス』2025年4月号より | photo_Kenshu Shintsubo text_Mari Matsubara make-up_Takuma Itakura
発売中の『一生に一度は見ておくべき名作住宅100』(2025年4月号)から注目ページをピックアップ!今回紹介するのは、吉阪隆正〈ヴィラ・クゥクゥ〉の継承・再生に続き、谷口吉生の処女作〈雪ヶ谷の家〉も一定期間借りることになった鈴木京香さん。彼女が見守る名作住宅の未来とは? ※本記事は期間限定公開(2025年4月8日17時まで)。
住宅もアートも私にとっては”美しいもの”なんです。
「足を踏み入れた途端、わぁ、素敵! なんて美しいお家だろうって。以前ニューヨークで訪れたことのある、谷口さんの設計による〈MoMA新館〉の中庭を思い出しました。その時はまさか自分がこの家を借りることになろうとは夢にも思っていませんでしたが」
鈴木京香さんは2022年に吉阪隆正設計の〈ヴィラ・クゥクゥ〉を継承したが、そのきっかけとなったのが以前から時折見ていた〈住宅遺産トラスト〉のサイトだった。同組織が企画した見学会で昨年訪れたのが、谷口吉生が1975年に設計し、2022年に改修された〈雪ヶ谷の家〉だ。
「50年経ったとは思えないほど、外壁の白タイルがほとんど竣工時のまま無傷で残っていて、真四角が整然と並ぶ端正さがたまらないです。タイルのモジュールに合わせて、窓の切り方や内壁に穿たれたニッチも正方形で。いわゆる近代建築の系統とは違った魅力があり、谷口さんは相当モダンな感覚をお持ちだったのだなぁと思いました」
縁あって改修時の家のオーナーから一定期間、賃貸契約を結ぶことになった。
……続きは最新号『一生に一度は見ておくべき名作住宅100』でお楽しみください。
鈴木京香さんは2022年に吉阪隆正設計の〈ヴィラ・クゥクゥ〉を継承したが、そのきっかけとなったのが以前から時折見ていた〈住宅遺産トラスト〉のサイトだった。同組織が企画した見学会で昨年訪れたのが、谷口吉生が1975年に設計し、2022年に改修された〈雪ヶ谷の家〉だ。
「50年経ったとは思えないほど、外壁の白タイルがほとんど竣工時のまま無傷で残っていて、真四角が整然と並ぶ端正さがたまらないです。タイルのモジュールに合わせて、窓の切り方や内壁に穿たれたニッチも正方形で。いわゆる近代建築の系統とは違った魅力があり、谷口さんは相当モダンな感覚をお持ちだったのだなぁと思いました」
縁あって改修時の家のオーナーから一定期間、賃貸契約を結ぶことになった。
……続きは最新号『一生に一度は見ておくべき名作住宅100』でお楽しみください。
