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スノヘッタ建築で白銀の世界を独り占め。〈NOT A HOTEL RUSUTSU〉Design by Snøhetta
『カーサ ブルータス』2025年2月号別冊付録より
| Architecture, Design, Travel | PR | text_Sanae Sato
海外のスター建築家によるNOT A HOTELの計画が進行中! 雄大な自然が広がる北海道・留寿都村。羊蹄山を目の前にした〈ルスツリゾート〉の山頂に1日1組限定のエクスクルーシブな施設が誕生します。
スキーリゾートとして世界的に高く評価されている北海道の〈ルスツリゾート〉。3つある山のうちひとつの頂上に、2028年の完成を目指すのが〈NOT A HOTEL RUSUTSU〉だ。設計デザインを手がけるのは、国際的に高く評価されているスノヘッタ。
スノヘッタとはノルウェー中部に位置するドブレ山脈の最高峰、雪に覆われた山頂を意味し、今回の立地にも通ずるものがある。彼らは1987年に発表された国連の持続可能性に関する報告書「Our Common Future」に強く影響を受け、持続可能性を前提にした開発を手がける。また、革新的なデザインで、建築と自然を美しく結びつけることでも有名だ。
今回の敷地は、ゴンドラに乗って辿り着く山の頂上。冬は一面の雪に包まれ、眼前には富士山に似た美しい姿から、蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山がそびえ立つ。建物はその雄大な景色に向かって弧を描くように延びる地上部分、そして、その下に交差する地階部分からなり、1組だけが滞在できる。
スノヘッタとはノルウェー中部に位置するドブレ山脈の最高峰、雪に覆われた山頂を意味し、今回の立地にも通ずるものがある。彼らは1987年に発表された国連の持続可能性に関する報告書「Our Common Future」に強く影響を受け、持続可能性を前提にした開発を手がける。また、革新的なデザインで、建築と自然を美しく結びつけることでも有名だ。
今回の敷地は、ゴンドラに乗って辿り着く山の頂上。冬は一面の雪に包まれ、眼前には富士山に似た美しい姿から、蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山がそびえ立つ。建物はその雄大な景色に向かって弧を描くように延びる地上部分、そして、その下に交差する地階部分からなり、1組だけが滞在できる。
息を呑むようなロケーションを訪れ、スノヘッタ・チームが設定したコンセプトは「Zenith(空を見上げた時に真上にある点)」。大地と繋がり、空を仰ぐ感覚を建築やインテリアにも取り込む。薄暗い館内に足を踏み入れると徐々に感覚は研ぎ澄まされていき、差し込む光や突如広がる荘厳な景色が際立つような設計だ。焚き火スペースやスパを設け、静けさの中で、心、身体、精神の調和の取れたバランスへと空間が導くような設計になるという。
さらにこの場所ならではのスペシャルな体験として、施設から直接スキーで出かけられるよう計画を進めている。羊蹄山が日本海側から流れ込む湿気を遮るため、ルスツの雪質はニセコよりもドライ。冬の滞在では、北海道の中でも群を抜いて良質なパウダースノーを誰よりも楽しめるだろう。初夏には羊蹄山との間に見事な雲海が広がるほか、トレッキングやラフティングなど、一年を通して大自然を満喫するためのユニークな体験が可能な環境になっている。
現在は基本設計の段階で、地形や素材のリサーチをはじめ、地元の溶岩や雪の利用、蓄熱装置の研究も進めているというスノヘッタ。さらなる詳細が明らかになる日が待ち遠しい。
さらにこの場所ならではのスペシャルな体験として、施設から直接スキーで出かけられるよう計画を進めている。羊蹄山が日本海側から流れ込む湿気を遮るため、ルスツの雪質はニセコよりもドライ。冬の滞在では、北海道の中でも群を抜いて良質なパウダースノーを誰よりも楽しめるだろう。初夏には羊蹄山との間に見事な雲海が広がるほか、トレッキングやラフティングなど、一年を通して大自然を満喫するためのユニークな体験が可能な環境になっている。
現在は基本設計の段階で、地形や素材のリサーチをはじめ、地元の溶岩や雪の利用、蓄熱装置の研究も進めているというスノヘッタ。さらなる詳細が明らかになる日が待ち遠しい。
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