ARCHITECTURE
木造大架構に圧倒される伊東豊雄の最新作。
『カーサ ブルータス』2023年8月号より
July 21, 2023 | Architecture | window on the world | photo_Keisuke Fukamizu text_Sawako Akune
伊東豊雄による最新建築〈水戸市民会館〉が、水戸市の中心地に誕生。
高く伸びる堂々とした木の柱と、縦横に走る太い木の梁。見とれるほどに美しい、力強い木の架構が印象的なこちらは、2023年7月2日にオープンしたばかりの〈水戸市民会館〉。伊東豊雄による最新作だ。地上4階地下2階の建物には、3つのホールや大小の会議室、展示スペース、和室などが備わる。
鉄筋コンクリート造のホール部分を、耐火木材を使った ”やぐら” ですっぽりと囲んだような独特のつくりで生み出した、高さ20m近い吹き抜け空間の「やぐら広場」は、マルシェや展示会などにも使える多目的広場。
鉄筋コンクリート造のホール部分を、耐火木材を使った ”やぐら” ですっぽりと囲んだような独特のつくりで生み出した、高さ20m近い吹き抜け空間の「やぐら広場」は、マルシェや展示会などにも使える多目的広場。
さらに階段状の「ラウンジギャラリー」やホワイエなど、隙間のような部分には家具や机がたっぷりと設えられていて、施設利用以外のときにもちょっと立ち寄って時間を過ごしたくなる建物だ。
お隣の磯崎新による名作〈水戸芸術館〉とともに、必ず訪れたい水戸の新名所が誕生した。
お隣の磯崎新による名作〈水戸芸術館〉とともに、必ず訪れたい水戸の新名所が誕生した。
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