ARCHITECTURE
関祐介のデザインでリニューアル。予定調和を壊す〈sacai Aoyama〉の新空間とは?
May 30, 2023 | Architecture, Design, Fashion | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Housekeeper
〈sacai〉の世界唯一の旗艦店〈sacai Aoyama〉が、関祐介のデザインによりリニューアルオープン。予定調和を避け数値化されないデザインを目指した新空間は、訪れる人に驚きと発見をあたえる。現地を訪れた関に、話を聞いた。
〈sacai〉初の直営店として2011年に誕生した〈sacai Aoyama〉が、この春リニューアルオープンを遂げた。〈OGAWA COFFEE LABORATORY〉などで知られる関祐介率いるデザインチームが店舗デザインを担い、全く新しい空間へと生まれ変わった。
完成したばかりの店舗にて、関に話を聞いた。〈sacai〉との出会いを尋ねると、意外なエピソードを話してくれた。
「数年前にニューヨークで賞を獲った際に、現地に行く機会があって。行きのフライト前に成田空港の書店で本を選んでいたら、〈sacai〉の阿部さんと源馬さんがたまたまいらしたんです。そしてその後、搭乗口に向かったら、阿部さんが1人でいらして。そこで話しかけて、作品を見てくださいと名刺を渡したんです。あとで話を聞いたら、その後源馬さんと作品を見てくださったようで。あの時声をかけてなかったら、何もなかったかもしれないですね」
完成したばかりの店舗にて、関に話を聞いた。〈sacai〉との出会いを尋ねると、意外なエピソードを話してくれた。
「数年前にニューヨークで賞を獲った際に、現地に行く機会があって。行きのフライト前に成田空港の書店で本を選んでいたら、〈sacai〉の阿部さんと源馬さんがたまたまいらしたんです。そしてその後、搭乗口に向かったら、阿部さんが1人でいらして。そこで話しかけて、作品を見てくださいと名刺を渡したんです。あとで話を聞いたら、その後源馬さんと作品を見てくださったようで。あの時声をかけてなかったら、何もなかったかもしれないですね」
店内に入ると、床の高さがさまざまに変容した空間が広がる。関が生み出した「NEW FLOOR」という、床のレベル差を変えて新たな空間を作り出す手法が用いられている。
「建物自体が小部屋の集まりなので、横へのアプローチを放棄しました。どうすれば空間を拡張できるかを考えて、上下の高さを触るというアプローチを思いつきました」
「建物自体が小部屋の集まりなので、横へのアプローチを放棄しました。どうすれば空間を拡張できるかを考えて、上下の高さを触るというアプローチを思いつきました」
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