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百花繚乱! 高知の名建築10【高知シティガイド】
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百花繚乱! 高知の名建築10【高知シティガイド】

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海、山、川と雄大な自然を有する高知県には、訪れるべき名建築がたくさん。巨匠建築家による作品や海にそびえるビックリ建築など、見るべき10の建築を紹介します。

1.〈海のギャラリー〉林雅子(1966年)

1階展示室。2階の透明な展示ケースを見上げ、貝を裏側からも観賞できるようになっている。photo_Norio Kidera
1階展示室。2階の透明な展示ケースを見上げ、貝を裏側からも観賞できるようになっている。photo_Norio Kidera
2階展示室。中央に透明な展示ケースが。上部のトップライトから、このケースを通過して1階まで光が届く。photo_Norio Kidera
2階展示室。中央に透明な展示ケースが。上部のトップライトから、このケースを通過して1階まで光が届く。photo_Norio Kidera
2階展示室へと続く階段。photo_Norio Kidera
2階展示室へと続く階段。photo_Norio Kidera
海中を思わせる群青色の空間。photo_Norio Kidera
海中を思わせる群青色の空間。photo_Norio Kidera
1階展示室。2階の透明な展示ケースを見上げ、貝を裏側からも観賞できるようになっている。photo_Norio Kidera
2階展示室。中央に透明な展示ケースが。上部のトップライトから、このケースを通過して1階まで光が届く。photo_Norio Kidera
2階展示室へと続く階段。photo_Norio Kidera
海中を思わせる群青色の空間。photo_Norio Kidera
日本の女性建築家のパイオニアが手がけた、2枚の折板が作り出す貝殻をかぶせたようなギャラリー。

高知県の西端に位置する土佐清水市。雄大な太平洋を望む自然豊かな町の一角に〈海のギャラリー〉はある。開館は1966年、手がけたのは女性建築家として初めて日本建築学会賞を受賞した林雅子だ。
日本でも珍しい貝類専門のギャラリー。photo_Norio Kidera
日本でも珍しい貝類専門のギャラリー。photo_Norio Kidera
約3,000種、数にして5,0000点の貝を展示する。photo_Norio Kidera
約3,000種、数にして5,0000点の貝を展示する。photo_Norio Kidera
展示する貝は小さいもので1mm以下、大きいもので1m以上とバラエティ豊か。展示する貝のコレクションは全て、土佐清水市に暮らした洋画家の黒原和男から寄贈されたもの。photo_Norio Kidera
展示する貝は小さいもので1mm以下、大きいもので1m以上とバラエティ豊か。展示する貝のコレクションは全て、土佐清水市に暮らした洋画家の黒原和男から寄贈されたもの。photo_Norio Kidera
日本でも珍しい貝類専門のギャラリー。photo_Norio Kidera
約3,000種、数にして5,0000点の貝を展示する。photo_Norio Kidera
展示する貝は小さいもので1mm以下、大きいもので1m以上とバラエティ豊か。展示する貝のコレクションは全て、土佐清水市に暮らした洋画家の黒原和男から寄贈されたもの。photo_Norio Kidera
それまで住宅建築を中心に手がけていた林による、数少ない公共建築の1つ。2枚の鉄筋コンクリートの折板が大屋根を形成しており、幅1.2mのアクリルのドームが2つの構造体を繋ぐ。アクリルドームがトップライトの役割を果たしており、差し込む光が2階の透明な展示ケースを通過して1階まで降り注ぐ。トップライトのほかに大きな窓がなく、全体が群青色に塗られた室内は海中を連想させる。
凹凸のある複雑な形状の折板屋根。photo_Norio Kidera
凹凸のある複雑な形状の折板屋根。photo_Norio Kidera
テラス。コンクリートの折板屋根がジグザグとした庇を作り出している。photo_Norio Kidera
テラス。コンクリートの折板屋根がジグザグとした庇を作り出している。photo_Norio Kidera
少し離れて大屋根を見る。photo_Norio Kidera
少し離れて大屋根を見る。photo_Norio Kidera
細部の意匠まで丁寧に作られている。photo_Norio Kidera
細部の意匠まで丁寧に作られている。photo_Norio Kidera
凹凸のある複雑な形状の折板屋根。photo_Norio Kidera
テラス。コンクリートの折板屋根がジグザグとした庇を作り出している。photo_Norio Kidera
少し離れて大屋根を見る。photo_Norio Kidera
細部の意匠まで丁寧に作られている。photo_Norio Kidera
一時は廃館の危機に瀕していたギャラリー。地元の人々らの熱意によって現代に甦った。photo_Norio Kidera
一時は廃館の危機に瀕していたギャラリー。地元の人々らの熱意によって現代に甦った。photo_Norio Kidera
開館後は観光名所として人気を博した同ギャラリーだったが、2000年代初頭には時代の変化で廃館の危機を迎えていた。林の夫で建築家の林昌二や地元出身者らが中心となり保存運動が起こり、2003年にはモダンムーブメントにまつわる建築を調査する組織〈DOCOMOMO Japan〉が「日本におけるモダン・ムーブメントの建築100選」に選出。その結果、市による保存改修がなされ、2005年に再オープンを迎えた。現在も林による建築の魅力を伝えている。

〈海のギャラリー〉

高知県土佐清水市竜串23-8。9時〜16時(7、8月は〜17時)。木曜休。一般300円。

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