ARCHITECTURE
佐藤健が安藤忠雄の〈ブルス・ドゥ・コメルス〉へ! 未公開フォト&ムービーで建築体験を振り返る。
January 13, 2023 | Architecture, Design | photo_Takeshi Shinto text_Yuka Okada styling_Atsushi Hashimoto hair & make-up_Eito Furukubo
本誌2021年5月号の特集『安藤忠雄×人生』にて〈六甲の集合住宅〉〈兵庫県立美術館〉という2つのANDO建築を訪れ、安藤忠雄と対談を行った佐藤健。それをきっかけに、マリオ・ソレンティをフォトグラファーに迎えた初のアートブック『Beyond』の撮影場所として、『安藤忠雄×人生』の表紙にもなったパリの現代美術館〈ブルス・ドゥ・コメルス〉を選んだ。今回、2021年の安藤忠雄との対談ムービーと未公開カット、そして『Beyond』の先行カットを特別公開。〈ブルス・ドゥ・コメルス〉を訪れた佐藤によるANDO建築の体験コメントとともにお届けします!
・佐藤健、〈六甲の集合住宅〉にて安藤忠雄と対面。
2022年11月、ニューヨークを拠点とする世界的写真家マリオ・ソレンティがパリを舞台に佐藤健を撮り下ろしたプロジェクトと、そのアートとしての作品を収めた一冊『Beyond』の受注開始が、世界にアナウンスされた。
マリオとの協働に、佐藤は「ただ写真を撮ってもらうのではなく、ネットやインスタなどで一時的に消費されてしまうものとはまったく違う作品を第一線で生み出し続けているマリオ・ソレンティとのコラボレーションとして、今後に残るアートとしての作品を全力で生み出したいと思った」と言葉にした。
佐藤が今回の挑戦の地をパリとし、〈ブルス・ドゥ・コメルス〉を撮影場所のひとつに選んだ背景には、佐藤が『Casa BRUTUS』本誌の企画で「30代をどう生きるか。」というテーマのもと対談した際に託されたある言葉が関係していた。
マリオとの協働に、佐藤は「ただ写真を撮ってもらうのではなく、ネットやインスタなどで一時的に消費されてしまうものとはまったく違う作品を第一線で生み出し続けているマリオ・ソレンティとのコラボレーションとして、今後に残るアートとしての作品を全力で生み出したいと思った」と言葉にした。
佐藤が今回の挑戦の地をパリとし、〈ブルス・ドゥ・コメルス〉を撮影場所のひとつに選んだ背景には、佐藤が『Casa BRUTUS』本誌の企画で「30代をどう生きるか。」というテーマのもと対談した際に託されたある言葉が関係していた。
「今回のムービーの中でも安藤さんがおっしゃっている言葉は、どれもがとにかく心に刺さりました。『人口の増加や環境の破壊、異常気象や巨大災害など、これからの難しい時代を生き抜くカギは“地球で共に生きている”という意識で、必ず国境を超えた人々の協力が必要になる。そこで皆が一つになるのは〈心〉しかないから、俳優という職業を通してこの心を描き、世界中の人々に発信していってほしい』。同時にその場で図面を見せてくださった、19世紀のパリの穀物取引所に円筒状のコンクリートの建築を挿入したという安藤さんの挑戦作〈ブルス・ドゥ・コメルス〉の空間を、絶対に自分の目で見たいなと」
そこから『Beyond』のプロジェクトでもジャンルやボーダーを“超えて”届くものにできたらと、マリオというアーティストとユニバーサルな作品を残すことを前提に、撮影の地も〈ブルス・ドゥ・コメルス〉があるパリをターゲットに。コロナ禍での渡仏に急激な円安も重なってリスクもあったが、同じく対談の時に安藤が授けた「選択肢が2つあったら、30代までは難しい方の道を選んで、がむしゃらに挑戦していくべき」という言葉にも、ここぞとばかりに背中を押してもらったと佐藤は振り返る。
そこから『Beyond』のプロジェクトでもジャンルやボーダーを“超えて”届くものにできたらと、マリオというアーティストとユニバーサルな作品を残すことを前提に、撮影の地も〈ブルス・ドゥ・コメルス〉があるパリをターゲットに。コロナ禍での渡仏に急激な円安も重なってリスクもあったが、同じく対談の時に安藤が授けた「選択肢が2つあったら、30代までは難しい方の道を選んで、がむしゃらに挑戦していくべき」という言葉にも、ここぞとばかりに背中を押してもらったと佐藤は振り返る。
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