【京都・七条】丸福樓、河井寬次郎記念館…。レトロ建築を巡り、甘い手みやげを買う。|甲斐みのりの建築半日散歩
June 8, 2022 | Architecture, Culture, Food, Travel | casabrutus.com | photo_Ryumon Kagioka text_Minori Kai
Photo Gallery写真ギャラリー
“正面通”という通りに面した正面玄関。奥に連なる建物は、スペード棟、ダイヤ棟、ハート棟、クローバー棟と、トランプにちなんだ愛称が付く。玄関やエントランス周辺には、とりわけ贅沢な石材を使用。
正面玄関には建築時からの表札がそのまま残されている。
千鳥の装飾が愛らしい格子窓。建物や内装のところどころにダークグリーンを使用。花札の裏側の色合いを思わせる。
中央のコンクリート壁の建物が、安藤忠雄設計監修で新築のダイヤ棟。左手が昔は事務所だったスペード棟で、右手が元は住居だったハート棟。
旧倉庫のクローバー棟には、客室とレストランが。「福」という印が入った木箱は倉庫に眠っていたものを活用。
壁を飾るアートは、主力商品だった古いトランプやカルタ。
スペード棟の308号室のバルコニー。東山を一望できるテラスの扉の上には、任天堂の文字が残されている。
シックな家具が配され、ゆったり過ごすことができるラウンジ。安藤忠雄の作品集などを読むことができる。
エントランスに飾られたサギのオブジェは、リノベーションをおこなう際に剥がした壁紙を使用。
クローバー棟の階段横には、かつて実際に使用されていたエレベーターが装飾として残されている。
スペード棟の206号室。以前は住居の中でもゲストルームとして使われていた部屋で、暖炉がそのまま残されている。顔のデザインに、玩具の会社らしい遊び心を感じる。
ダイヤ棟の302号室は、安藤忠雄が一から設計。大きな窓から光が注ぎ、明るく滞在しやすい。
ハート棟の102号室は和室と洋室の間の坪庭に外風呂があるユニークな造り。
ダイヤ棟の401号室は、安藤忠雄設計の新築棟と既存棟が融合した「丸福樓スイート」。テラスからは清水寺など京都の街並みを一望できる。
レストラン「カルタ」の内装も、料理、器、植栽などとともに料理家・細川亜衣さんが監修を手がける。
レストラン「カルタ」の看板は、細川亜衣さんの娘さんの手描きの文字。
京都や、旬の食材を使用した夕食。馬肉と鯛のカルパッチョ。器は宇都宮檀さんによるもの。
夕食のメインとなるビーフシチューに、ライスとグリーンサラダ。
夕食の最後はデザートも。旬のフルーツと合わせたアイスクリーム。
Loading...