
ARCHITECTURE
長坂常が尾道の民家を創造拠点に改修するクラウドファンディングを開始!
『カーサ ブルータス』2022年3月号より
May 19, 2022 | Architecture, Art, Design, Travel | casabrutus.com | text_Katsura Hiratsuka
東京を拠点とする長坂常さんが、なんと広島・尾道に新拠点を設立。築110年の民家をクリエイターが滞在制作する創造の場〈LLOVE HOUSE〉へと改修する、クラウドファンディングを開始しました。
案内されたのは1軒の民家。2018年にできた宿泊施設〈LOG〉のそばに建つ築110年の2階建てだ。かつて作家・志賀直哉が暮らした長屋に隣接するゆかりある建物。長坂さんはここを昨夏譲り受けた。一体なぜ?
長坂さんは生粋の水好きで、瀬戸内の港町・尾道もお気に入り。しばしば通う中この家に出会った。
「オープン間もない〈LOG〉から見えて、すごく素敵だった。普段そんなこと考えないのに、『ここで何かしたい』って思ったんです」
長坂さんは生粋の水好きで、瀬戸内の港町・尾道もお気に入り。しばしば通う中この家に出会った。
「オープン間もない〈LOG〉から見えて、すごく素敵だった。普段そんなこと考えないのに、『ここで何かしたい』って思ったんです」
維持管理に悩む旧オーナーの思いを受け継ぎ新オーナーとなった長坂さん。「坂道が多い尾道は高齢者には住みづらく、空き家が増えている。失われると取り戻せない街並みだから、ここを拠点に地域をもり立てたい」と街並みの保存と地域活性化をも目論む。果たしてこの場所を、どう活用するのだろう。
「世界中から訪れるクリエイターに中長期的に滞在してもらえるアーティスト・イン・レジデンスのような場所として活用していく予定です。彼らが滞在しながらそれぞれの活動を行い、そこに地域の人たちが参加する、国際交流の場をつくりたい」
「世界中から訪れるクリエイターに中長期的に滞在してもらえるアーティスト・イン・レジデンスのような場所として活用していく予定です。彼らが滞在しながらそれぞれの活動を行い、そこに地域の人たちが参加する、国際交流の場をつくりたい」
Loading...
Loading...
