ARCHITECTURE
湯河原万葉公園に誕生した本と温泉を楽しむ施設。
『カーサ ブルータス』2021年11月号より
| Architecture, Design, Travel | window on the world | photo_Kohei Yamamoto text_Housekeeper
都心から約1時間半、都内からの客に根強い人気を誇る温泉地・湯河原町。その温泉場の中心に位置する湯河原万葉公園内に、このたびリトリート施設が誕生した。
〈湯河原惣湯 Books and Retreat〉と名づけられたこちらの設計を担当したのは、建築家の岡昇平。山口の温泉〈恩湯〉や香川の〈仏生山温泉〉など、これまでもいくつかの温泉を手がけてきた。
〈湯河原惣湯 Books and Retreat〉は2つの露天風呂とダイニング、ライブラリー、ラウンジを備える日帰り温泉施設「惣湯テラス」と、テイクアウトメニューを提供し本の貸し出しもする「玄関テラス」に分かれ、ゲストはその間の川沿いの道を歩きながら公園内をゆっくり散策できるつくりになっている。
自然あふれる公園を散策して季節を感じ、温泉に浸かった後は本を読みながらクールダウン。一日中いてしまうほど心地いい場所だ。
自然あふれる公園を散策して季節を感じ、温泉に浸かった後は本を読みながらクールダウン。一日中いてしまうほど心地いい場所だ。
〈湯河原惣湯 Books and Retreat〉
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566 TEL 0465 43 7830。「玄関テラス」10時〜17時30分、「惣湯テラス」10時〜18時(土・日・祝とその前日〜20時)。水曜・第2火曜休。惣湯テラスは料金5,500円(5時間滞在)、別途入湯税100円。食事、ドリンク付き。
