黒川紀章のカプセル別荘が宿泊施設へ。その全貌を徹底解剖!
| Architecture, Design, Travel | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
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1973年に完成した〈カプセルハウスK〉外観。建った当時はまだ木も低く、カプセルの丸窓からも遠くが眺められたという。

『黒川紀章の世界』(1975年、毎日新聞社)より、〈カプセルハウスK〉のページ。当時は〈森泉郷モデルハウスK〉と名づけられていた。断面図によって、中央に2層のコアがあり、右方向にカプセルが突き出ていることがわかる。 photo_Keiko Nakajima

『黒川紀章の世界』(1975年、毎日新聞社)より、実現しなかった〈中銀宇佐見カプセルビレッジ〉。斜面に浮かせたフレームにカプセルを並べるというもの。カプセル建築はフレームによってタワー状にも平面にも展開できるようになっていた。 photo_Keiko Nakajima

道路からのアプローチ。手前が駐車スペース、その先はバーベキューなどを楽しめる屋上スペースとなっている。真ん中に立つのはリビングに据えられた暖炉の煙突だ。

コンクリートのコアの左側にカプセルが飛び出している。カプセルはコールテン鋼で覆われている。黒川は〈中銀カプセルタワービル〉でもコールテン鋼をそのまま使おうとしたが、海が近く錆びが懸念されたため白色に塗装された鋼材を用いた。

リビングには黒川のコレクションが並べられている。背後に茶室カプセルがのぞく。
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