ARCHITECTURE
『隈研吾展』が東京に上陸。丹下健三に「ネコ」の視点で応答する。
March 9, 2021 | Architecture, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
高知、長崎(3月28日まで)と巡回中の『隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則』が、いよいよ〈東京国立近代美術館〉で6月18日より開催。同美術館では初となる大規模な建築家の個展となる。
自らの建築の方向性を見出した思い出深い地であるという高知県から巡回がスタートした、建築家・隈研吾の大規模個展『隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則』。その東京での開催が、6月18日〜9月26日の期間、〈東京国立近代美術館〉で行われる。
関連記事:思い出の地・高知で知る、隈研吾の公共建築の過去と今、そして未来。
本展では、この新型コロナウイルス禍において街を立ち歩くなかで、隈自身が新たにその意味を問うようになったという“公共性”にフォーカス。自身が選んだ公共性の高い建築68件を、「孔」「粒子」「斜め」「やわらかい」「時間」の独自の5つの原則に分類して紹介する
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本展では、この新型コロナウイルス禍において街を立ち歩くなかで、隈自身が新たにその意味を問うようになったという“公共性”にフォーカス。自身が選んだ公共性の高い建築68件を、「孔」「粒子」「斜め」「やわらかい」「時間」の独自の5つの原則に分類して紹介する
また、かつて丹下健三が構想した「東京計画1960」に対する応答として、今回隈は新たに「東京計画2020(ニャンニャン) ネコちゃん建築の5656(ゴロゴロ)原則」を発表。公共空間と私的空間との分割を自由に乗り越える“半ノラ”の猫に学び、現在の東京に対して新たな視点を向ける。日本を代表する建築家のひとりである隈の現在進行系のビジョンが垣間見えるコーナーになる。
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