ARCHITECTURE
《iPad Pro》で、長坂常の建築が変わる!?
November 11, 2015 | Architecture, Art, Design | casabrutus.com | photo_Kenya Abe text_Takahiro Tsuchida editor_Akio Mitomi
建築家の長坂常が《iPad Pro》と《Apple Pencil》を試し、その革新的な体験とこれからの可能性を語ってくれた。ついに発売されるアップルの最新タブレットは、クリエイター必携のツールになるかもしれない。
日々の暮らしに浸透するとともに、さまざまな分野のエキスパートにも活用されている《iPad》。その既存モデルから80%も大型化した12.9インチのRetinaディスプレイを採用し、使い方まで一新する高性能を備えたのが《iPad Pro》だ。数々の新機能の中でも、最も革新的なのはオプションの専用デバイス《Apple Pencil》が使えることだろう。このペンを使うと、紙と同じような感覚でディスプレイに絵や文字が描ける。ブルーボトルコーヒーはじめ斬新なプロジェクトを次々に手がけ、日本だけでなく海外でも注目を集める建築家の長坂常が、早速《iPad Pro》と《Apple Pencil》を試した。
「すごいですね、これはいろいろな仕事に役立ちそう。頭に浮かんだことを、ダイレクトに直感的に表現できます」と長坂。今まで彼がアイデアを練る時に、まず手にするのは1冊のノートと数本のペンだった。《Apple Pencil》には、それを超える圧倒的な自由度がある。
「最初に細い線でラフに描いて、形が決まってきたら筆圧を上げて太い線を書く。それがペンを持ち替えずにできるんですね。ノートだと色の数にも限界があるけれど、このペンならたくさんの色が簡単に使いこなせる。作風が変わるかもしれません」
テクノロジーの進化が空間に反映されることは、長坂にとって充分可能性があることだという。ツールをきっかけに、新しい発想や表現が生まれるからだ。《iPad Pro》と《Apple Pencil》は、まさにそんな進化を体験させてくれる。
「消しゴムのツールを使うと、いくつもの色を使って描いたスケッチの一部だけを簡単に消せる。書くのと消すのが等価なのも、考え方を変えますね。指先で描いたり消したりできるのもおもしろい」と長坂は話す。
「最初に細い線でラフに描いて、形が決まってきたら筆圧を上げて太い線を書く。それがペンを持ち替えずにできるんですね。ノートだと色の数にも限界があるけれど、このペンならたくさんの色が簡単に使いこなせる。作風が変わるかもしれません」
テクノロジーの進化が空間に反映されることは、長坂にとって充分可能性があることだという。ツールをきっかけに、新しい発想や表現が生まれるからだ。《iPad Pro》と《Apple Pencil》は、まさにそんな進化を体験させてくれる。
「消しゴムのツールを使うと、いくつもの色を使って描いたスケッチの一部だけを簡単に消せる。書くのと消すのが等価なのも、考え方を変えますね。指先で描いたり消したりできるのもおもしろい」と長坂は話す。
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