安藤忠雄の美術館に、篠山紀信の“快楽”写真が忍び込む。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

安藤忠雄の美術館に、篠山紀信の“快楽”写真が忍び込む。

2011年に安藤忠雄の設計で完成した清春芸術村〈光の美術館〉。人工照明がなく、自然光のみで作品を観賞するこの美術館で、篠山紀信が個展を開く。建築の内外でヌードモデルが佇む、現実とも非現実ともつかない写真だ。

(c) Kishin Shinoyama
スペイン出身の画家、アントニ・クラーベの作品を展示するために作られた〈光の美術館〉は、晴れていれば天井近くのスリットから明るい光が注ぎ込み、周囲の闇とコントラストを成す。
〈光の美術館〉内部。スリット状の天窓から鋭い光が落ちる。
〈光の美術館〉。矩形の一部を切り欠いた、シンプルかつ力強い造形。
左に藤森照信設計の茶室〈徹〉、右に安藤忠雄の〈光の美術館〉。山並みを背景にした建築ミュージアムの趣も。
〈光の美術館〉内部。スリット状の天窓から鋭い光が落ちる。
〈光の美術館〉。矩形の一部を切り欠いた、シンプルかつ力強い造形。
左に藤森照信設計の茶室〈徹〉、右に安藤忠雄の〈光の美術館〉。山並みを背景にした建築ミュージアムの趣も。
篠山は2016年にも〈原美術館〉で同様の試みを行った。渡辺仁が設計した美術館の内外でヌードモデルを撮影し、写真を壁に直接貼る形で展示している。このときは戦前に建てられたもと邸宅。今回はコンクリートの壁が明暗を切り取る安藤建築だ。そこにたたずみ、横たわる女性たちは強い光にさらされて〈原美術館〉の時とは違う表情を見せる。