「アート・バーゼル・マイアミ」で見つけた2018年のアーティスト、勝手にベスト10! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
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2017年11月のアート・バーゼルで最注目のアーティスト、ウーゴ・ロンディノーネ。カラフルな石が載った作品は「Silver Violet Mountain」(2017)、「Black Green Mountain」(2016)、「White Rred Mountain」(2017)。オリーブの木をアルミで鋳造し白いエナメルを施した「Hunger Moon」(2013)。壁にはブロンズ製の『The Sun at 7 am』(2016)が。
8万2,000人という、過去最高の来場者数を記録した今年の〈アート・バーゼル・マイアミ〉。超ビッグネームから新進気鋭の若手まで、作品を体験したり購入できるこの巨大なアート見本市に合わせて市内あちこちで独自のフェアが開かれ、パブリックアートを展示し、新しい店や美術館がオープンする。

ちなみにルイ・ヴィトンが〈オブジェ・ノマド〉の新作を発表することでも知られる〈デザイン・マイアミ〉も、そもそもは〈アート・バーゼル・マイアミ〉に連動するイベントとして発足したものだ。

今年も新・美術館〈ICAマイアミ〉のオープンをはじめ、話題は満載。特に注目なのが、改装を終えてリ・オープンした〈バース美術館〉だ。3名の作家をこけら落としに迎え、中でもピエロの立体作品45体を広いギャラリーに配置した、ウーゴ・ロンディノーニの〈Vocabulary of Solitude〉が人気を博した。

1. Ugo Rondinone(ウーゴ・ロンディノーネ)

スイス出身、NYを拠点に活動。代表作はNYニューミュージアムのオープン時、ファサードに展示されたレインボーカラーの『Hell, Yes!』や、ネバダ州の砂漠に突如現れるカラフルな巨大岩石『7マジックマウンテン』など。
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「Vocabulary of Solitude」(2014-2016)。バース美術館の2階フロアいっぱいに置かれた、等身大のピエロたち。男性が22体と女性が23体、人種や年齢もそれぞれ異なる。〈The Bass Museum of Art〉
2100 Collins Ave., Miami Beach, FL
TEL 1 305 673 7530。入場料10ドル。『Vocabulary of Solitude』は2018年2月19日まで。

2. Mika Rottenberg(ミカ・ロテンバーグ)

ブエノスアイレス出身、NY在住。主に女性の労働をテーマにしたシュールで幻惑的な映像作品とインスタレーションで知られる。バース美術館では真珠工場で働く女性を描いた作品『NoNoseKnows(50 Kilos variant)』(2015年)も展示中。
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「Cosmic Generator」(2017)。ショートフィルムと、立体作品のインスタレーションという二部構成。インスタレーションではアジア系経営の小間物屋を再現した。『Cosmic Generator』のショートフィルムから。フード屋台のシーンから一転、中で人がモゾモゾとユーモラスに動くタコスの映像に。バース美術館で2018年4月30日まで。
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「Cosmic Generator」が上映されている展示室のエントランス。

3. Pascale Marthine Tayou(パスカル・マルティニ・タユー)

カメルーン出身、ベルギー育ち。素材やモノ、属性への既成概念を揺り動かし、異文化間の対話をもたらす作風に高い評価が。ロンドンのサーペンタイン・サックラー・ギャラリーやパリの人類博物館など各国で個展を開催。
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「Lubi」(2006)。バース美術館の永久収蔵品と、タユーの立体作品とを同じ空間でコラボさせる展覧会『Beautiful 』から。歴史ある重厚な美術品と、アフリカ出身のコンテンポラリー作家とが対話する。バース美術館で4月2日まで。

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