村上隆の現代陶芸コレクションを一挙公開。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

村上隆の現代陶芸コレクションを一挙公開。

村上隆のコレクションが再び、話題を呼びそうだ。彼がこの10年で蒐集した陶芸作品から約300点を展示する『村上隆のスーパーフラット現代陶芸考』展が十和田市現代美術館で開催される。会期は3月11日から5月28日まで。

photo_Mikiya Takimoto
昨年、横浜美術館で開催され話題を呼んだ「村上隆のスーパーフラット・コレクション −蕭白、魯山人からキーファーまで−」展も記憶に新しい村上隆。その膨大な数と幅広いジャンルを網羅したコレクションの中から、今回は、現代陶芸家及び現代美術作家による陶芸作品に焦点をあてた展示を行う。
奈良美智《舌出しの子》2010 28×37×28cm (C)Yoshitomo Nara
10年前から始まったという個人的な蒐集に加え、2011年には東京・中野に小さな陶芸と骨董の店〈Oz Zingaro〉を開き、現代陶芸と向き合ってきた村上。国内外のさまざまな作品と対峙を繰り返しながら、最近は「越境」という一つのテーマに行き着いたという。それは、「国にある固有の価値観を超えたり、ジャンルを超えたり、既存の価値観を超えてゆこうとすること」で、「戦後の陶芸の世界は、日本の国内で、質量、流通の形式、全てが熟成してきており、かつ煮詰まって来ているようにも思えます。まさに今、陶芸の世界は、アニメ・マンガと同じように、国外へ羽ばたく可能性の模索が始まった過渡期だと思います」と続ける。
大谷工作室《寝る子》2016 40×36×33cm
今回は青木亮、安藤雅信、村田森などの現代陶芸作家をはじめ、奈良美智や大谷工作室、クララ・クリスタローヴァなど現代美術作家の陶芸作品など、村上が深いコミュニケーションを果たした全28作家が選ばれている。それらを「独特すぎる形」で紹介し、「変節点にある陶芸作品の未来の発展形を感じて欲しい」と村上。彼の頭の中の陶芸史を垣間見ることで、陶芸の文脈を再考しつつ、「芸術とはなにか」という大命題に迫る。
村田森《破れ壺》2013 90×65×48cm
クララ・クリスタローヴァ《犬と、眠る》2010 48×16×24cm (C)Klara Kristalova, Courtesy of Galerie Perrotin

村上隆のスーパーフラット現代陶芸考

〈十和田市現代美術館〉

青森県十和田市西二番町10-9
TEL 0170 20 1127。3月11日〜5月28日。9時〜17時。月曜休(4月24日・5月1日を除く)。1000円。

AIがあなたにおすすめ

※過去の記事も表示されます