アート界をゆるがす “NFT”ってなんだ? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

アート界をゆるがす “NFT”ってなんだ?

『カーサ ブルータス』2021年6月号より

今年に入ってから「NFT」という最新技術がアート界隈を大きく賑わしている。その秘密に迫る。

NEWS 1|あの村上隆もNFTアート市場に参入!? 仕切り直しは真剣さの証か?
4月7日、村上隆がNFT市場の「OpenSea」に《108 Earthly Temptations》を出品。オークションは盛り上がったが終了前に出品を中止。理由は否定的ではなく、「NFTの持つ大きな可能性」を確信したので「やってみよう」ではなく作品所有の満足度や安心感を最大化し再挑戦したいから、と言う。(c) 2021 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
NEWS 2|現存アーティストで歴代3位の価格! Beepleの作品が75億円で落札。
3月11日、クリスティーズでほぼ無名のアーティスト、Beepleの《Everydays - The First 5000 Days》が約75億円でNFTという形で落札。現存アーティストのオークションとして第3位の記録で、デジタルアート作品として、またオンラインでの落札価格としても過去最高額となった。(c) Christie’s Images Limited 2021
今年に入ってからアート市場が熱く沸き立っている。話題の中心は「NFT」という技術だ。これまでコンピュータグラフィックスや映像といったデジタルアート作品は簡単に複製ができるなどの理由で、絵画や彫刻のようには市場取引が行えなかった。NFTはこれを可能にし、インターネット上の、アート作品を含むデジタルデータの所有権を保証するというものだ。

仕組みとしてはビットコインなどの暗号通貨と同じブロックチェーンを活用している。これはバーチャルなお金やアート作品といったデータの取引記録を「ブロック」と呼ばれる情報に分け、ネットワーク上の多数のコンピュータに暗号記録する技術で、偽造やデータの改ざんが難しく安全性が高い。だからこそ、バーチャルなお金や数十億円の値がつくデジタルアート作品の所有権を示すのに活用されている。

ところで、NFTでデータを買うとはどういうことなのだろう。

NFTとは?

「Non-Fungible Token」の略。日本語では「非代替性トークン」。複製が簡単なデジタルデータを一つずつ区別可能にし、所有権を主張できるようにした技術。これを使ってデジタルアートやゲームアイテム、ツイートなどを売買する市場が拡大。扱われる作品も急増中だ。

どうやって買うの?

たくさんあるNFT市場の中でも、最大規模で使い勝手も良いのが「OpenSea」。NFT作品は通常、Ethereumという暗号通貨で購入する。この準備の部分が複雑だが、同サイトはいち早く日本語化対応をしているため、この点でも迷うことがない。入門用としておすすめだ。
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