現代にこそ響く、永井一正の言葉と絵の世界。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

現代にこそ響く、永井一正の言葉と絵の世界。

半世紀以上にわたり日本のデザイン界を牽引する、グラフィックデザイナーの永井一正。彼の最新作品集『いきることば つむぐいのち』の世界観を立体的に表現したユニークな展覧会が、〈ギンザ・グラフィック・ギャラリー〉にて開催中。

1階の会場風景。(photo_Mitsumasa Fujitsuka cooperation_Ginza Graphic Gallery)
アサヒビールや札幌冬季オリンピックなどのロゴやポスター、そして動植物をフリーハンドで描いた『LIFE』シリーズなどで知られる、グラフィックデザイナーの永井一正。彼が今年4月に刊行した『いきることば つむぐいのち』は、様々ないきものと共に地球上に生きる人間のあるべき姿を、言葉とイラストで綴った作品集だ。
『いきることば つむぐいのち』芸術新聞社(2020)より
『いきることば つむぐいのち』芸術新聞社(2020)より
『いきることば つむぐいのち』芸術新聞社(2020)より
『いきることば つむぐいのち』芸術新聞社(2020)より
〈ギンザ・グラフィック・ギャラリー〉にて開催中の展覧会『いきることば つむぐいのち 永井一正の絵と言葉の世界』は、この作品集の世界観を立体的に表現する。同作品集と、同じく永井が手がけた『つくることば いきることば』の2冊から、言葉と絵をセレクト。展示会場に、セレクトされた言葉が刻み込まれたオブジェと、プリントされた絵をそれぞれ吊るし、まるで森のような空間を現出させた。薄暗い展示空間の中を巡りながら、永井の言葉と絵の森に身を置くことで、彼のメッセージが力強く伝わってくる。
地下1階の会場風景。(photo_Mitsumasa Fujitsuka cooperation_Ginza Graphic Gallery)
photo_Mitsumasa Fujitsuka cooperation_Ginza Graphic Gallery
また、地下の会場では、永井のライフワークと言える『LIFE』シリーズを中心とした作品が、プロジェクターで上映される。今にも動き出しそうな動植物の絵から、永井が長年描いてきた生命の尊さと多様性を感じられる。

コロナ禍や気候変動の問題により、これまでの生活様式からの変化を求められている現代において、“共生”をテーマに作品を描き続けている永井のメッセージは、より一層多くの人々の心に響くだろう。

『いきることば つむぐいのち 永井一正の絵と言葉の世界』

〈ギンザ・グラフィック・ギャラリー〉中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL 03 3571 5206。〜11月21日。11時〜19時。日曜・祝日休。入場無料。

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