気鋭の日独アーティストによる新作展が、原美術館で開催! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

気鋭の日独アーティストによる新作展が、原美術館で開催!

日本とドイツ間で現代美術のアーティストを互いに派遣・招聘し交流を図る「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」の成果展が、7月23日より〈原美術館〉で開催します。

久門剛史《風》 2017年(参考図版)
ハリス・エパミノンダ《VOL. XXVII》2019年 photo_©Andrea Avezzù courtesy_La Biennale di Venezia 58th International Art Exhibition– La Biennale di Venezia, May You Live In Interesting Times(参考図版)
小泉明郎《嵐の後の新たなる息吹》2018年 (参考図版)
「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」は、メルセデス・ベンツ日本による日本とドイツの交流を図る文化・芸術支援活動で、1991年に始まり29年間続いてきた。気鋭の現代美術のアーティストを日独間で相互に派遣・招聘し、異文化での生活体験、創作活動を通じて交流を図るプロジェクトで、原美術館が2003年よりパートナーをつとめ、滞在の成果を発表する展覧会を開催している。これまでも日本から22名ドイツとフランスへ派遣、ドイツから10名日本に招聘し、滞在を終えたアーティストの作品の展覧会を実施してきた。

本展では、日本からの派遣作家、久門剛史、ドイツからの招聘作家、ハリス・エパミノンダ、そして過去の「アート・スコープ」参加作家の中から招待出品作家として、小泉明郎の3名が作品を出品。新型コロナウイルスによる行動の変容が求められる現在の状況に対峙するような新作を発表する。会期は7月23日〜9月6日の予定だ。

久門剛史は、身の回りの現象や特定の場所がもつ記憶、歴史的事象を採取し、音や光、立体を用いてインスタレーションを作ることで知られている。昨年は『第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展』にて、アピチャッポン・ウィーラセタクンとの共作を出品。近年の主な展覧会に『あいちトリエンナーレ 2016』『東アジア文化都市 2017 京都 アジア回廊現代美術展』があるほか、2020 年3月より〈豊田市美術館〉にて国内初の大規模な個展『らせんの練習』を開催中だ。本展では、久門が得意とする空間との対話から生み出される新作のインスタレーションを発表する。

ハリス・エパミノンダは、コラージュの技法を用いた映像やインスタレーションを制作するアーティスト。『第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展』では企画参加アーティスト部門で銀獅子賞を受賞し、世界から注目を集めた。本展は彼女にとって、2009年に〈森美術館〉で行われた『万華鏡の視覚』展以来、日本では約10年ぶりの展覧会であり、彼女の作品を観賞できる貴重な機会となる。小津安二郎の映画をきっかけに長年日本に強い関心を抱いてきたエパミノンダが、日本での初めての滞在を経てどのような作品を創り出すかも見所だ。

小泉明郎は、演劇的手法を取り入れた映像作品によって、人間と人間、人間と社会の関係、また言葉と身体の関係を浮かび上がらせる作品で知られている。近年はVR技術を使用した作品にも取り組み、昨年は『あいちトリエンナーレ2019』でVR技術を使った初の演劇作品《縛られたプロメテウス》を発表し大きな反響を呼んだ。本展ではこの3ヶ月の自粛期間中に制作した作品を展示する。

『メルセデス・ベンツ アート・スコープ 2018-2020』

〈原美術館〉
東京都品川区北品川4-7-25。7月23日〜9月6日。11時〜16時(土・日曜、祝日〜17時)。月曜(8月10日を除く)、8月11日休。入館料1,100円。入館は日時指定の予約制。詳細は公式サイトにてご確認を。

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