鈴木康広、目[mé]、evala、津田道子…注目のアーティストが〈Arts Towada〉に集結。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

鈴木康広、目[mé]、evala、津田道子…注目のアーティストが〈Arts Towada〉に集結。

〈十和田市現代美術館〉では〈Arts Towada〉の10周年を記念して、1年間の展覧会『インター + プレイ』を3期に分けて開催。その第1期が4月18日から始まります。

目[mé]《movements》2019年 『非常にはっきりとわからない』展示風景(千葉市美術館)※参考作品
青森県十和田市の中心市街地に位置するシンボルロード『官庁街通り』。その全体を美術館に見立て、多様なアート作品を展開していくという世界でもまれなまちづくりプロジェクトが〈Arts Towada〉だ。その10周年を記念して、〈十和田市現代美術館〉では1年間を通した展覧会『インター + プレイ』を開催する。会期は3期に分かれており、第1期は4月18日〜8月30日、第2期は9月19日〜2021年1月11日、第3期は21年1月23日〜5月30日に決定した。

東北初の現代美術館として2008年に開館以来、世界の第一線で活躍するアーティストの作品を展示してきた〈十和田市現代美術館〉。4月18日から始まる第1期では、《まばたきの葉》《ファスナーの船》《空気の人》などで知られる鈴木康広の屋外に飛び出す野外彫刻や、〈千葉市美術館〉で開催した展示『非常にはっきりとわからない』で注目を浴びた現代アートチーム・目[mé]による作品がまちなかに展示される。
鈴木康広の出品予定作品スケッチ。十和田の形をした切り株型のベンチで、実際に腰掛けることができる。十和田の引力に引き寄せられ落ちてきたりんごが波紋を作り、十和田の外にも広がっていくさまをイメージした。
目[mé] 出品予定作品プラン。まちなかの建物に突然美術館の一室が飛んできてスポッとはまり、美術館がまちに広がっていくような作品。
また企画展示室でも、3名のアーティストによる作品を展示する。『あいちトリエンナーレ2019』にも参加し、映像の特性を活かしたインスタレーションを制作する津田道子や、立体音響システムを用いて新たな聴覚体験を創出するevala、またインタラクティブ・音楽・アートから建築に至るまで、世界各国でさまざまなプロジェクトを展開する松原慈が参加。いずれも、来場者が作品の中に没入するような感覚を味わうことができる。
津田道子《あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。》 『オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス』展での展示風景(NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]、東京、2016 年)。鏡とビデオカメラ、プロジェクターと素通しの枠を設置し、その間を歩くとふとした瞬間に自分の後ろ姿が見える。見る人の視界を錯乱する作品。photo_山本糾
evala《Sea, Sea, She -まだ見ぬ君へ- Live Ver.》2019年。音に身体が溶けていくような、没入感のあるサウンドインスタレーション。photo_黒羽 政士 ※参考作品
松原 慈《Jnan Sbil / Freedom Garden》2014 年『The Blind Dream』展(Douiria Mouassine Museum、モロッコ)。十和田での滞在調査を通し、十和田湖の岩肌や地底の下でいまも燃え盛る炎からインスピレーションを得たという。赤をテーマとし、体内と地球が響き合うような体験をもたらす。※参考作品
さらに美術館の新しい試みとして、これらの展示作品が並ぶ館内で、ダンスプロジェクト「問題行動トリオ」によるダンス公演を夜間に開催。音楽家の野村誠、ジャワ舞踊家の佐久間新、コンテンポラリーダンサー砂連尾理からなる3名が、音楽とダンスで「問題行動」に迫るプロジェクトだ。

それぞれが世界中で独自の表現を生み出しながら活躍する彼らだが、今回は美術館の展示空間とのコラボレーションに挑戦する。普段は入ることのできない夜の美術館で、展示作品や空間と対話しながら実験的なパフォーマンスを展開する予定だ。

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