新進作家が切り取った、身近な場所にある「深遠な宇宙」とは? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

新進作家が切り取った、身近な場所にある「深遠な宇宙」とは?

〈東京都写真美術館〉が2002年から実施している、将来性のある作家の発掘を目的とした「日本の新進作家」展が今年も開催となる。

齋藤陽道「せかいさがし」より(2019年)
相川勝「landscape」より(2019年)
井上佐由紀 「私は初めてみた光を覚えていない」より(2014年)
「Primal mountain」より(2011年)
藤安淳「empathize」より(2011年)
八木良太 《On the Retina》(2016年)
齋藤陽道「せかいさがし」より(2019年)
相川勝「landscape」より(2019年)
井上佐由紀 「私は初めてみた光を覚えていない」より(2014年)
「Primal mountain」より(2011年)
藤安淳「empathize」より(2011年)
八木良太 《On the Retina》(2016年)
〈東京都写真美術館〉では、将来性のある作家を発掘し、新しい創造活動の場となるようなさまざまな事業を実施している。その中核となるのが、2002年より開催している「日本の新進作家」展だ。毎年異なるテーマを決めて実施しており、第16回目となる今回は「至近距離の宇宙」をテーマに6名の新進作家をフィーチャーする。

一般的に世の中では、家を出ないこと、遠くに行かないこと、広い世界を見ようとしないことは否定的に受けとられ、さまざまな国々へ出かける活動的なことは肯定的にとらえられる傾向がある。しかし、近年では、インターネットで世界の隅々の風景を見ることができるようになった。世界中のモノを出かけることなく手に入れることもできれば、VRやホームシアターなどによって家にいながらリアルな臨場感や没入感を伴うような体験をすることも可能だ。グローバル化とともに、私たちはどこにも行かずともさまざまなことができることを積極的に受容しつつある。そんな世界的な流れを受けながら、同展では、はるか遠い世界ではなく、ごく身近なものごとに深遠な宇宙を見いだすような作品を紹介する。

なお、期間中は、作家とゲストによる対談、担当学芸員によるギャラリートークなど趣向を凝らした関連イベントも実施予定だ。

『至近距離の宇宙 日本の新進作家 vol.16』展

〈東京都写真美術館〉東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 TEL 03 3280 0099。11月30日~2020年1月26日。10時~18時(木・金曜~20時)、1月2日、3日は~18時。月休(祝日・振替休日の場合は翌平日休)、年末年始(12月29日から1月1日)休。700円、第3水曜は65歳以上無料、1月2日、3日、21日は無料。