バスキアの大規模展が東京で開催中! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

バスキアの大規模展が東京で開催中!

27歳で悲劇的な死を遂げたジャン=ミシェル・バスキアの日本では初めての本格的な展覧会が開催中。123億円という驚きの価格で落札されたあの絵も並んでいます!

会場入り口。背の高いバスキアは目立つ存在だったという。 Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York
『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』はニューヨークで活動していた彼と日本との関わりにスポットをあてるもの。大型の絵画作品を中心に、約130点が並ぶ。日本でこれだけの作品が展示されるのは初めてのことだ。
ジャン=ミシェル・バスキア《オニオン・ガム》1983年。「MADE IN JAPAN」と描かれた文字がある作品。タイトルの《オニオン・ガム》は文字通り玉ねぎの味のガム。もちろんおいしいわけではなく、いたずらなどに使われるもの。 Courtesy Van de Weghe Fine Art, New York 
Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York
10代終わりのころ、バスキアがカラーコピーなどで制作し、レストランなどで販売していたポストカードの展示風景。うち1点をアンディ・ウォーホルが購入している。 Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York
ジャン=ミシェル・バスキアは1960年生まれ。1980年前後に「SAMO©」名義のグラフィティで注目を集め、アニナ・ノセイらギャラリストに見出されて、活動の場を路上からギャラリーに移す。日本を含め各国で個展、グループ展を開催し、ニューヨークのアート・シーンでも頭ひとつ出た存在だったが、わずか27歳で悲劇的な死を遂げた。
人物像。王冠をかぶったり拳を振り上げたりして強さを誇示する。 Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York

ジャン=ミシェル・バスキア
《Untitled》1982年。ZOZO前社長、前澤友作氏が所蔵する1点。骸骨が叫んでいるようにも見える、初期の傑作。  
Yusaku Maezawa Collection, Chiba
 Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York
展覧会には初期から晩年まで、立体を含む多彩な作品が並ぶ。特に注目して欲しいのは日本語が書き込まれたり、五重塔など日本の風物が描き込まれた作品群だ。バスキアはおよそ10年という短い活動期間の間に3度来日しており、日本で開かれた個展・グループ展は10回以上にもなる。三宅一生のモデルとして撮影されたこともあった。
(左から)ジャン=ミシェル・バスキア《メイド・イン・ジャパン1》1982年(Private Collection ,Mr. Dimitri Mavrommatis, Switzerland)、《メイド・イン・ジャパン2》1982年(Private Collection)。黒い背景に浮かぶ人物像。それぞれ携帯電話とウォークマンと思われる機械を操作している。 Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York
ジャン=ミシェル・バスキア《ナポレオン》1982年(Private Collection)。大きく「ONE MILLION YEN(100万円)」との文字がある。紐でしばった木枠にキャンバスを貼り付けた、半立体的な表現にも注目。 Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York
彼が活動していた80年代はバブル経済の前夜であり、日本の存在感が増していたころだ。「ウォークマン」や携帯電話など、先進的なテクノロジーも人々を魅了していた。バスキアもそんな日本に惹かれていたようだ。展覧会のタイトルになった「MADE IN JAPAN」や「ONE MILLION YEN」といったテキスト、携帯電話やウォークマンを操作する人、「TOKYO」との記述があるドローイング。そのようなものが他のテキストや彼のアイコンである王冠に混ざって登場する。

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