東南アジアが誇る、建築の魅力。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

東南アジアが誇る、建築の魅力。

インドネシアやフィリピン、マレーシア、シンガポールなど、東南アジアの現代建築に焦点を当てた建築展が〈建築倉庫ミュージアム〉で開催中だ。

建築家 エレーナ・ジェミールが手がけた〈WUF09KL Bamboo Pavilion〉2018年(左)と〈Bamboo Playhouse〉2015年(右〕。© Eleena Jamil Architect
檀、エボニー、チーク、マホガニーといった高級な用材を始め、竹や籐など多種多様な木材に恵まれている東南アジア。古くから地元住民に伝わってきたノウハウによって、この地は様々な木質建築に富んでいる。そんな東南アジアの島嶼国であるインドネシア・フィリピン・マレーシア・シンガポールの現代建築に注目した建築展が〈建築倉庫ミュージアム〉でスタートした。
建築家のエリクソン・フルネス,レアンドロ・V・ロクシンパートナーズとエンジニアのジェイゴ・ボーセが2016年に建てたオフィスのファサード部分〈Streetlight Tagpuro〉。©Alexander Eriksson Furunes
展示は3つのテーマで構成される。自然材など、その土地ならではの材料と地域に根付いた技術を紹介する「地域性と土着材料」、窓に使用していた素材をファザードとしてリサイクルするなど、再生建築材に着目する「再生材料の可能性」、災害などによる復興住宅やシェルターに焦点を置いた「緊急対応の建築」といったテーマを、現代建築を例に紐解いていく。

会場では地域に根付いた素材、伝統的な技術を用いた建築物で知られるマレーシアの女性建築家、エレーナ・ジャミルやインドネシアを代表する建築家、アンドラ・マーティン。フィリピンの災害復興に伴って、シェルターを製作したシンガポールの建築家、リン・ハオなど、東南アジアを中心とした建築家の模型、写真、モックアップを取り入れて展開されていく。
インドネシアの建築家アディ・プルノモが手がけた〈Tanah Teduh #4〉2013 年 ©Adi Purnomo,Riichi Miyake
東南アジアで育まれた建築の魅力に触れる、この機会をお見逃しなく。

『- Green, Green and Tropical – 木質時代の東南アジア建築展』

〈建築倉庫ミュージアム〉東京都品川区東品川 2-6-10 建築倉庫ミュージアム 展示室B TEL03 5769 2133。2月6日~5月6日(3月4日(月)〜3月26日(火)の期間は休館)。11時~19時(入館は閉館1時間前まで)。月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。入館料3,000円。(展示室Aの入館料も含む)。