建築が健康に及ぼす影響とは?
医療研究支援団体が運営する〈ウェルカム・コレクション〉にて、建築と健康の関係を考察する展覧会〈リビング・ウィズ・ビルディングス〉が開催中。
医療関係の建築という一見地味な内容ながら、潤沢な予算のある私設ミュージアムのこと。アンドレア・ガースキー、レイチェル・ホワイトリードなど、有名アーテュストによる作品が散りばめられているのも見どころ。アルヴァ・アアルトが設計した結核患者の療養私設〈パイミオ〉や、フォスター&パートナーズによるガン患者のサポート施設〈マギーズ・センター〉なども詳しく展示されている。
ギャラリーの2階には、医療ボランティアによる人道支援を世界各地で行っている 〈世界の医療団〉のために、ロジャース・スターク・ハーバーがデザインした可動式の医療所の実物の展示もある。建築が心身に与える影響に改めて気付かされる、興味深いに内容になっている。
『リビング・ウィズ・ビルディングス』
〈Wellcome Collection〉
183 Euston Road, London NW1 2BE。2019年3月3日まで。10時~18時(木〜22時、日11時〜)。月休。12月24〜26日、大晦日・元旦も休館。