清家清の名作住宅がリアルに蘇りました! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook line twitter

清家清の名作住宅がリアルに蘇りました!

名作〈斎藤助教授の家〉が原寸大レプリカで復活。なんと中に入って暮らしを追体験できます。

幅広い開口部と、緩い勾配で軽い印象の屋根が外観の特徴。左右の雨戸の色は、竣工当時に塗られていたもの。
伝説の住宅〈斎藤助教授の家〉が65年前の竣工当時の姿でお目見え! これは、〈東京国立近代美術館〉の展覧会『日本の家 1945年以降の建築と暮らし』に合わせてつくられた家部分の原寸大のレプリカ。寸法はもちろんのこと、素材や色も資料をもとに検証・再現されている。

斎藤助教授の家

1952年竣工。テラス、廊下、居間・食堂を連続させた開放的な空間とし、可動の家具を配置した、状況に応じて変更できる間取り。既存の基礎を用い、一部が浮いたような姿に。 ©Chuji Hirayama
建築家・清家清の〈私の家(自邸)〉に至る一連の初期住宅群の中でも、最初期のこの作品。バウハウスの創設者、ヴァルター・グロピウスが訪れた際に「日本建築の伝統と近代技術との幸福な結婚」と称して絶賛。清家を自国の事務所に招待した逸話が残っている。寝殿造りを思わせる、高床式で水平的な広がりを持つ構成。ユニバーサルスペースを連想させる、建具を開け放った姿。戦後の復興期にあって、日本的な伝統美と西洋的モダニズムの美学を見事に一致させた小住宅は、まばゆいばかりの光を放っていたのである。
居間と食堂を緩やかに区切る収納家具はオリジナルを借用。
縁側には角柱ではなく丸柱を置き、象徴的な存在に。
渡辺力の処女作《ヒモイス》。低い座面からの視点を体験できる。
居間と食堂を緩やかに区切る収納家具はオリジナルを借用。
縁側には角柱ではなく丸柱を置き、象徴的な存在に。
渡辺力の処女作《ヒモイス》。低い座面からの視点を体験できる。