速報:2017年プリツカー賞は〈RCR アーキテクツ〉のラファエル・アランダ、 カルメ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタ。史上初の3名同時受賞!

建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー建築賞。今年はスペインの〈RCR アーキテクツ〉のラファエル・アランダ、 カルメ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタに決まりました。日本一速い詳報をお届けします!

〈RCR アーキテクツ〉の3人。左からラファエル・アランダ、 カルメ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタ。 photo_Javier Lorenzo Domínguez

栄えある2017年プリツカー建築賞を受賞した〈RCR アーキテクツ〉はラファエル・アランダ(1961年生まれ)、 カルメ・ピジェム(1962年生まれ)、ラモン・ヴィラルタ(1960年生まれ)の3名が共同主宰する建築設計事務所。1988年、3人の故郷であるスペイン・カタルーニャで設立された。建築の外部・内部の連続性を追求し、豊かな感情と体験をもたらす建築を生み出している。

ブドウ畑と森の間に作られた〈ベルロック・ワイナリー〉のテイスティング・ルームに向かうエリア。リサイクルされた鉄の隙間から光や風、雨が入る。太陽の動きにつれて影が動く。ワインの香りや風、光を感じる建築。 photo_Hisao Suzuki

プリツカー賞は世界の建築賞の中でももっとも権威あるとされる賞の一つ。これまでノーマン・フォスターやジャン・ヌーヴェル、ヘルツォーク&ド・ムーロンらそうそうたる顔ぶれが受賞している。日本からも安藤忠雄やSANAA、伊東豊雄、坂茂らがその栄誉に輝いた。

〈サン・アントニ−ジョアン・オリバー図書館、高齢者センターおよびカンディーダ・ペレス庭園〉。2005年にコンペで勝利したプロジェクト。コンペの要件は単なる事務棟だったが、彼らは図書館と高齢者センターを作ることを提案した。図書館と高齢者センターで世代の違う利用者が出会い、ともに安らぐ場になる。 photo_Eugeni Pons

3名が同時受賞となるのは、今年で39回目を迎えるプリツカー賞史上、初めてのことだ。スペイン出身の建築家が受賞するのも96年のラファエル・モネーオ以来、ほぼ20年ぶりになる。ピジェムは「感激と喜びとともに、大きな責任を感じています」とコメントしている。