開放感とプライバシーを両立して、鎌倉の山の空気を取り込みました。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

開放感とプライバシーを両立して、鎌倉の山の空気を取り込みました。

全面ガラス張りの2階リビングと、開口部を絞った1階寝室。緑に恵まれた周囲の心地よい光や風を家の中に取り込んだ、開放感と安心感が同居する、別荘のような家ができました。

雪ノ下の家/設計:石井秀樹

屋根を支える鉄骨が軽やか。2階の窓は発熱ガラス、床は「アクアレイヤー」という水を入れたバッグで太陽熱を伝えるシステムを採用。涼しげに見えるが、冬も暖かい。

リビングは360度、ガラス張りです。

4面ガラス張りの開放的な2階。リビングダイニングは畳敷きとしたことで、座った際に外との連続感を強く味わうことができる。
2階の壁全部、ぐるっと一周ガラス窓になった家。前後左右、どこを見ても外の緑が目に入る。木や草の中に浮かんでいるようで、開放感は抜群だ。この家は建築家・石井秀樹の自邸。鎌倉の奥まったところにある、別荘のような家だ。

他では味わえない開放感がありながら、不思議と落ち着けるのも面白い。高台にあるこの家は公道には面しておらず、付近の住民しか通らない私道があるだけだ。庭やテラス、家の前の道でも自分の家にいるような気持ちになれる。
施主が立つ2階キッチンは1段下がっており、高さ1.6mの窓から外がよく見える。レンジフードや食洗機などはすべてビルトインした。
2階がガラス張りでも落ち着けるのは、もう一つ秘密がある。
「窓の高さは1.6m、ちょうど僕の視線の高さなんです。座ると景色が見通せるけれど、立つと天井が見えるから屋根に覆われて守られている感じになるんです」と石井は言う。

座ったときの視線の高さも計算されている。2階のリビングは畳敷きだが、ソファやローテーブルが置かれている。床とソファとでは見える景色が変わって、変化に富んだ眺めが楽しめる。
1階の階段に上から光が落ちる。手塗りの漆喰壁に落ちる明暗のグラデーションが美しい。