ARCHITECTURE
国宝にアート。名建築が会場になる『マツモト建築芸術祭』初開催。
December 18, 2021 | Architecture, Art | casabrutus.com | text_Rie Nishikawa editor_Keiko Kusano
長野県松本市の国宝や国登録有形文化財などが会場になり、アート作品を展示する建築芸術祭が2022年1月29日から2月20日まで、初開催される。
工芸や民藝、芸術など、独自の文化を持つ長野県松本市。国宝や国登録有形文化財など、実は名建築も魅力のひとつ。国宝<旧開智学校>をはじめ、松本市内の十数カ所の名建築が会場となり、様々なアーティストとコラボレーションする『マツモト建築芸術祭』が開催される。
会場となるのは、ノスタルジックな趣のある建物が中心。登録有形文化財では他に〈池上邸土蔵、かわかみ建築設計室(旧松岡医院)〉、〈松本聖十字教会〉、〈レストランヒカリヤ(旧光屋)〉、〈松本聖十字教会〉が、長野県宝(長野県有形民俗文化財)では〈旧念来寺鐘楼>などが確定している。写真館や茶房などもラインナップされており、街歩きも一緒に楽しむことができる。
出展アーティストは磯谷博史、井村一登、石川直樹、太田南海、河田誠一、釘町彰、白鳥真太郎、五月女哲平、土屋信子、 中島崇、本城直季、松澤宥、山内祥太、ロッテ・ライオンが予定。
日本各地で芸術祭が開催され、長野県内でも大町市で『北アルプス国際芸術祭2020-2021』が閉幕したばかり。地域とアートだけでなく、建築というテーマが加わったことが独特だ。松本の新たな魅力を名建築から発見したい。
日本各地で芸術祭が開催され、長野県内でも大町市で『北アルプス国際芸術祭2020-2021』が閉幕したばかり。地域とアートだけでなく、建築というテーマが加わったことが独特だ。松本の新たな魅力を名建築から発見したい。
マツモト建築芸術祭
〈旧開智学校〉(長野県松本市開智2丁目4-12)ほか、松本市内十数か所。2022年1月29日~2月20日。会期中無休。無料。