サポーズデザインオフィスが手がけた美しい都会の集合住宅。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

サポーズデザインオフィスが手がけた美しい都会の集合住宅。

『カーサ ブルータス』2020年10月号より

東京・世田谷に建つモダンな〈GranDuo上馬〉は、室内にも外観にも自然の心地よさを取り入れた集合住宅。設計を手がけたのはサポーズデザインオフィスです。

▼ Room 902/住まいの真ん中に浴室がある、のびやかなワンルーム。

9階、41.11平米のワンルーム。部屋の真ん中にはガラス張りの浴室。バスタブに浸かりながら都会のビューを楽しめる。床は素足に心地いい上質なオーク材。壁と天井には下地材を塗装。わざと塗りムラを残した粗っぽい仕上げで、単調になりがちなワンルームに豊かな表情をもたらしている。後方はバルコニー。
 
手前のスツールl 194,000円、ラグ34,680円、クッション小各14,400円(以上ハーマンミラー ストア)。テーブル255,000円、白いスロー20,860円(共にリビング・モティーフ)。チェア59,000円(アルテック TEL 0120 610 599)。左奥のスツール72,000円(カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア東京)。右のスツール48,000円(ヴィトラ TEL 0120 924 725)。テーブルランプ99,000円(ルイスポールセンジャパン TEL 03 3586 5341)。スピーカー64,800円(ネイビーズ TEL 03 6434 1541)。マルチカバー、グレー32,000円、黄色29,000円、ピロー型クッションカバー各12,000円(以上H.P.DECO)。額装アート、デスク上74,500円、左117,600円(共にイデーショップ 自由が丘店)。イーゼルの本6,500円(ビブリオファイル)。
「美しい住空間」って何だろう。どんな部屋で過ごし、何を眺めて暮らすかで、人の感性は大きく変わる。家にいる時間が増え、住環境に求める価値も変わりつつある今、では「高層マンションの新しいスタンダード」とはどんなカタチ?

▼ Room 402/屋内外のつながりが心地いい、ルーフバルコニーのある部屋。

4階、広いルーフバルコニーがあるワンルーム。窓の外に植栽を並べ、部屋にアウトドア家具を配置すれば、屋内外の境界を曖昧にする心地いい暮らし方ができる。高層マンションに欠かせない大きな構造柱は “小さな壁” と見立てるのも手。今回は谷尻がデザインしたキャンプ用のテーブルで、ラフなコーナーをつくった。
 
ダイニングテーブル87,000円、右のチェア各37,000円、ラウンジチェア、クッション付き106,000円(以上カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア東京 TEL 03 5413 5421)。アームチェア167,000円(スローハウス天王洲店 TEL 03 5495 9471)。テーブルランプ26,000円(ルイスポールセンジャパン TEL 03 3586 5341)。スツール180,000円(シボネ TEL 03 6712 5301)。ラグ192,000円(ハーマンミラー ストア TEL 03 3201 1820)。額装アート84,000円(イデーショップ 自由が丘店 TEL 03 5701 7555)。フロアライト162,000円(日本フロス TEL 03 3582 1468)。スロー42,000円、ジョウロ15,000円(共にリビング・モティーフ TEL 03 3587 2784)。ペーパーウェイト8,800円(Playmountain TEL 03 5775 6747)。ベランダのベンチ161,000円(マルニ木工 TEL 03 5614 6598)。サイドテーブル、高さ違いの2台セットで45,000円(CAMP.TECTS https://camptects.shop-pro.jp)。
2020年7月に竣工した〈GranDuo上馬〉は、東急田園都市線の三軒茶屋駅と駒沢大学駅の間に建つ12階建ての賃貸マンション。東京の城南エリアを中心に、土地の仕入れから設計や建設、賃貸募集・物件管理・一棟販売までのすべてをワンストップで行う〈フェイスネットワーク〉の物件だ。今回、25平米から71平米まで全23戸の設計とデザインを依頼されたのは、〈SUPPOSE DESIGN OFFICE〉の谷尻誠と吉田愛。二人への課題は、「長く住んでも飽きさせないベーシックな心地よさと、デザイン好きも満足させる都会的な刺激」が同居する空間だった。

▼ Room 1201/土間のような床とアイランドキッチン。眺めのいい最上階。

12階、全23戸のうち最も広い2LDK(71.24平米)の部屋。3方向に開口があり、視界の抜けが良い。LDKは約20畳で、土間のようにも使える床はセメントフレキシブルボード仕上げ。〈マイセット〉のアイランドキッチン〈SOU〉はサポーズデザインオフィスのオリジナルデザイン。木目が大胆なラワン材でカスタマイズした。
 
ダイニングテーブル、伸長板込み693,000円、右手前のチェア258,000円(共にカール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア東京 TEL 03 5413 5421)。シェルフ107,400円、ティーポット18,100円、モビール8,000円(以上ハーマンミラー ストア TEL 03 3201 1820)。サイドテーブル63,000円、ベンチ180,000円、フロアライト95,000円、サラダボウル25,000円、サーバー2,800円、ピッチャー3,300円(以上リビング・モティーフ TEL 03 3587 2784)。立てかけた本7,600円(ビブリオファイル TEL 03 3582 2707)。ペンダントライト85,000円(H.P.DECO TEL 03 3406 0313)。スツール111,000円(マルニ木工 TEL 03 5614 6598)。ウッドボウル、大150,000円、小28,000円、グレーのボトル12,500円(以上シボネ TEL 03 6712 5301)。テーブル上のボウル20,000円、額装参考商品(共にPlaymountain TEL 03 5775 6747)。左奥の椅子98,000円(イデーショップ 自由が丘店 TEL 03 5701 7555)。
「いちばん大事な軸として決めたのは、屋外の気持ちよさや自然の要素を取り込んで、住空間にやわらかさを持たせること。開口部を大きくとってバルコニーと室内を一体化。床は土間のような仕上げにすることで、半屋外的な過ごし方もできるようにしました。僕ならきっとリビングに自転車を持ち込んだり、あえて室内でアウトドア家具を使ったりするんだろうな。都会暮らしでは特に、屋内外の境も部屋の用途もぼやかすのがいいと思うんですよね」と谷尻。いっぽう「質感やディテールを大事にした」と話すのは吉田だ。

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