ARCHITECTURE
ザハ・ハディドの大型作品が、またしても中国に完成。
『カーサ ブルータス』2020年2月号より
January 9, 2020 | Architecture, Art | window on the world | photo_Seven7Panda text_Megumi Yamashita
梅溪湖沿いのエリアにある文化プロジェクト〈梅溪湖国際文化芸術センター〉が完成した。〈北京大興国際空港〉に続き、ザハ・ハディドの死後に中国に完成した大型作品になる。
急激な開発が続く中国湖南省の省都、長沙。その中心にある梅溪湖沿いのエリアにあるのが巨額を投じた文化プロジェクト〈梅溪湖国際文化芸術センター〉だ。
設計はコンペを経てザハ・ハディドが担当。インフラをはじめ、公園や梅溪湖に浮かぶ島を結ぶルートを考慮に入れ、ランドスケープを含めてデザインされた作品は、独特のフォルムが炸裂するハディドの真骨頂だ。
設計はコンペを経てザハ・ハディドが担当。インフラをはじめ、公園や梅溪湖に浮かぶ島を結ぶルートを考慮に入れ、ランドスケープを含めてデザインされた作品は、独特のフォルムが炸裂するハディドの真骨頂だ。
施設は3つあり、1,800席の大劇場、多目的対応の500席の小劇場は2年前にオープン。今回オープンしたのが美術館、通称〈MICA〉になる。大型展示もできる巨大アトリウムを中心に8つのギャラリーが配され、カフェやショップ、コミュニティスペースも完備。新興都市の拠り所となる世界クラスの施設になっている。