電気自動車《ボリンジャー》、武骨でかわいいトラックです! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

電気自動車《ボリンジャー》、武骨でかわいいトラックです!

『カーサ ブルータス』2018年5月号より

世界初EV仕様のトラックが誕生。愛嬌抜群で高性能! 開発者の思いとは。

完成までに5年かかった!
電動オフロード四駆《ボリンジャーB1》は世界初のピュアEVトラックだ。積載性も牽引能力も優れたこのEVを開発したのは〈ボリンジャー・モータース〉。EVトラックのアイデアは牧場でひらめいたとか。設計者のロバートに話を聞いた。

「自分の車を作るというのは、子供の頃からの夢。2014年から事業を始め、EVの開発に取り組んできた。転機が訪れたのは2015年10月、NY州キャッツキルに所有する牧場で犬を散歩させながら、“こんなとき、トラックのEVがあれば!”と思いついた。

設計チームと開発を進めるにつれ、トラックこそEVの特性をフルに生かせると発見し驚いたね。前後重量配分が半々にできるので、トラクションが良い。地上高も低くできるし、トルクが大きいので牧場などオフロードに最適だ。EVトラックなど突飛すぎて世間からまともに相手にされないかも、と不安もあった。でも発表したら大反響! 嬉しいね」
60kWhのバッテリーだと航続距離は193km。車そのものが移動可能な電力源として使えるのも魅力。

ボリンジャー・モーターズ

創業者で設計者のロバート・ボリンジャー(写真左)と、設計者のロス・コンプトン(写真右)をはじめとする計7名の会社。《B1》は2019年後半に製造を開始する。日本での販売は未定だが、右ハンドル仕様も製造予定。