バリの〈グリーンヴィレッジ〉|川合将人のインテリアスナップ | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

バリの〈グリーンヴィレッジ〉|川合将人のインテリアスナップ

インテリアスタイリストが街で見つけた素敵な空間を紹介する連載第6回目は、バリの〈グリーンヴィレッジ〉。緑豊かなウブドの森の中に建設された、すべてが竹で作られた独創的なヴィラです。

デンパサール空港から車で約1時間。アユン川を挟んだ広大な敷地にデザイン集団イブクが設計した、12棟の竹製ヴィラが点在する〈グリーンヴィレッジ〉。建物内からの眺めは見渡す限り森と空。素晴らしい大自然を満喫できる。
こんにちは。今回は竹を主材にした建築を手がける話題のデザイン集団、IBUKU(イブク)が設計したバリのウブドにあるヴィラ群、〈グリーンヴィレッジ〉をご紹介します。
「サンライズハウス」のエントランス外観。麓にアユン川が流れる斜面に沿った立地に設計されているので、このフロアが3階部分。緻密な竹の構造が描く曲面屋根の姿に目を奪われる。
敷地内にあるヴィラは個々に別のオーナーが所有していて、それぞれがオーナー不在時に滞在できる仕組みとなっています。宿泊したのは「サンライズハウス」という名前のヴィラ。最下層の屋外には専用プールも付いた、全3階建ての建物です。
エントランスから室内に入って目に飛び込んでくる光景。右手にLDK、左手にはテレビの置かれたシェル構造のオーディオルームがあり、中央の階段を上ったロフトスペースは書斎。周囲の全方向が外の森に開かれている。
小振りなエントランスからガラス戸のはまった回転ドアをくぐって室内に入ると、開放的な吹き抜けの大空間が広がります。建物には外壁がなく、窓ガラスも存在しません。麓に流れるアユン川のせせらぎと野鳥のさえずり、虫の鳴き声が聞こえ、心地よい風が部屋を通り抜けていきます。
大きなソファとダイニングテーブルの置かれたラウンジスペース。家具や照明もイブクがこの建物に合わせ、竹を素材にしてデザインしたもの。外は野性味あふれる植物が囲み、ジャングルの中にいる気分。
ロフトスペースはデスクが置かれた書斎となっている。ダイナミックな竹の構造があらわになった屋根に囲まれ、個室のような空間に。もちろん椅子もデスクも竹製。
大きなソファとダイニングテーブルの置かれたラウンジスペース。家具や照明もイブクがこの建物に合わせ、竹を素材にしてデザインしたもの。外は野性味あふれる植物が囲み、ジャングルの中にいる気分。
ロフトスペースはデスクが置かれた書斎となっている。ダイナミックな竹の構造があらわになった屋根に囲まれ、個室のような空間に。もちろん椅子もデスクも竹製。
驚かされるのは何と言っても内装に使われている素材。床、壁、天井、屋根に階段、手すり、建物の構造となる柱など全てが竹。テーブル、椅子、ソファにベッド、照明も竹製です。キッチンや家電、水栓など一部の設備機器を除けば、建物にあるほとんどが竹で作られているのです。
編んだ竹のフェンスで緩やかに外から仕切られたシャワールーム。構造と一体になった洗面の造作が見事。ミラーの設置や収納棚の設け方なども参考になる。