TRAVEL
神話の舞台となった、日本各地の聖地7。
『カーサ ブルータス』2020年1月号より
December 30, 2019 | Travel, Culture | 日本各地にある神話の里へ | photo_PIXTA (高千穂峰の天逆鉾, 白兎神社・白兎海岸, 和多都美神社)/Aflo (英彦山神宮) text_Aya Shigenobu
聖なる物語を体感するため日本各地にある神話の里へ。物語が場所の体験を幾重にも高めてくれるはずです。
●高千穂峰の天逆鉾(あまのさかほこ)(宮崎|西諸県)
国生み神話の天沼矛との伝承も。古くより崇拝される山頂の逆鉾。
霧島東神社の社宝であり、高千穂峰の山頂に突き立てられた天の逆鉾には、神話にまつわる数々の伝説が存在する。その一つが、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が混沌の大地をかき混ぜて日本列島を作った時に使った天沼矛だというもの。また、高千穂峰に天孫降臨した神の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、国家平定に使用した後に、“二度とこの鉾が振るわれることがないように” という願いを込めて突き立てたとの説もある。逆鉾自体は300年前には存在しており、霧島修験が栄えた時代に、山伏が祀ったと伝わる。
霧島東神社の社宝であり、高千穂峰の山頂に突き立てられた天の逆鉾には、神話にまつわる数々の伝説が存在する。その一つが、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が混沌の大地をかき混ぜて日本列島を作った時に使った天沼矛だというもの。また、高千穂峰に天孫降臨した神の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、国家平定に使用した後に、“二度とこの鉾が振るわれることがないように” という願いを込めて突き立てたとの説もある。逆鉾自体は300年前には存在しており、霧島修験が栄えた時代に、山伏が祀ったと伝わる。
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